スキー試乗
日付 2024/4/14
会場 キロロリゾート 超ザブ雪
プロフィール 伸長167㎝ 体重70kg クラウン
試乗板 オガサカ KS-AP(FMプレート) 165㎝ R13 119-67-103
お値段 17.27万円(ビンディングなし)
印象
8時起床、朝ごはんを食べて出発、10時頃にキロロ到着
気温が異常に高く、ゲレンデは荒れまくっているに違いない。
恐らく張りの強い板を試乗しても面白くないだろう。
そそくさと準備を済ませ、いざ試乗会場へ
なんとなく板の種類が少ない様な気がする。売れ筋だけ揃えている感じだ。
以前はもっと色々な種類があったし、試乗自体が無料だった。
まぁ、試乗する人も冷やかしが多いだろうし、主催する人もボランティアではない。
有料は、ある程度やむを得ないのだろう。
何を試乗しようかと考えていたところ、試乗会場の入口付近にオガサカのKS-APがあった。
ブログ等を読む限り、去年のKS-PSの評判が良かった。
そもそも、Keo’sは試乗した事が無いので試してみようかな。
KS-APが数台ある。
SRプレート、FMプレート、プレート無しだ。
よくわからないけど、Keo’sにSRプレートは強すぎないか…?
というわけで、FMプレートの165cmをチョイスした。
給料は高くならないがスキーはどんどん高くなる。
色は赤と黒があるらしく、オガサカのロゴもスッキリしていい感じ。
表面に粒度感のある加工がされていて、これも良い。
KS-APのデザインは、変な主張が無く、さりげない感じで好印象だ。
さて、キロロの長峰第2へ向かう。
後で気づいたが、余市第1リフトが稼動していない。
これも費用削減なんでしょうね。
初心者や初中級者にとって余市のコースは最適なんだけどなぁ。
長峰第2Aコース滑走 中斜面
第一印象は軽くてしなやか。
ターン始動が凄く簡単だ。足元をしっかりさせ前後を柔らかくしているのだと思う。
簡単にターンできる。雪面は荒れているけれどしっかり感はある。
石井の動画で、オガサカの担当者が、KS-APはフレックスを柔らかくしてトーションをしっかりさせたと言っていたが、この荒れた雪でまさにそれを実感した。
外国のスキー場は滑ったことが無いけれど、KS-APは春のザブ雪、少し柔らかい整地、新雪、圧雪など日本のゲレンデ環境に非常にマッチしているのではないかと思う。少し上手になると競技用をデーチューンした板を履く人が多いけど、そのような板は圧雪斜面ではいいけれど春のザブ雪やコブでなかなかマッチしない。でもKS-APは違うよね。意図してフレックスを柔らかくしていて、それが非常に乗りやすい。
コブに入ってみる。板が柔らかいので非常に楽だ。
この後TC-Sに試乗して同じコブに入ったのだが、明らかにKS-APの方がマイルドだ。
まぁ、そりゃそうだろう。コブ操作が非常にやりやすい。
思うに、50代になって瞬発力も衰え、なおかつ普段運動しない私の様な人間には、もはやTCシリーズは不要で、このKS-APが一台あれば十分じゃないだろうか。165㎝はちょっと短いので、170㎝か175㎝ぐらいがちょうどいい感じがする。175㎝はあるのかな。
はっきり言って、TC-Sの性能を引き出せる人ってそんなに多くは無いはず。性能を引き出したとして、そんな滑りをしていたら体が持たない。無理してTCシリーズを履くより、Keo’sにした方が幸せになれる気がする。
まとめると、しなやかで簡単にターンできるスキー
だけど、しっかりしている。
今年、ノルディカのスピットファイア72FBという板を超格安で譲っていただいた。
殆ど使用していなかったらしく、状態も極めて良い。
サイズは 168㎝ 122-72-102 R15 でオールラウンドに使えそうな板だ。
KS-APと比較すると、スピットファイアの方が明らかにフレックスが強い。
TC-Sに近いフレックスだと感じた。アイスバーンでもしっかりしている。
ただ、このノルディカ、トップの反り上がりが低いので、春のザブ雪がもろにウェアにあたってべちょべちょになります。その辺、KS-APは考えられていて、ウェアが濡れるという事はありませんでした