さくらの働くキャバクラの店内に、普段付けまわしの人からあまり見えないようになっている(周りから死角、になっている)場所がある。いつもそこに通されるお客さんがいる。議会委員とその後援会会長の美用品会社の社長さん。この二人はいわゆる愛人探しにこのお店に出てくる。奥様もお子様もいらっしゃる社会的地位も権力も持っている人たちだ。ビップ待遇。フルーツの盛り合わせがお店からサービスででてくる。


議員さんは社会的に言えばとても地位の高い偉い人。ホームページを開設されていて、現代の国の教育方針の問題点について立派に語ってらっしゃる。しかしこんなに偉い人でも、キャバクラにくればただのエロイ人。欲望丸出し。キャバクラでのこの人の姿を見たら、まず間違いなくこの人に投票はしない。欲望が表れたところに、その人の人間性がよく現れていると思う。それはやっぱり仕事にも多少なりとも影響はあると感じる。議員さんが社長さんにあげたフェラーリ、どこの金で買ったんでしょうねぇ?


このお二人は指名はいつも変わり、新人の子がよく付かされる。かくゆう、さくらも入りたてのころ付かされた。社長さんのほうに気に入られ、その日場内をもらった。メールに「たいぷだぁ、おつきあいしてくれませんかぁ。」←(ほんとにこんな感じ)と後日食事のお誘いのメールとかが来た。適当にかわしてたら、お店に今度は本指名で来た。うっかり一人暮らししているといったら、「今マンション(駅から徒歩3分最上階、2LDK)が一室開いてるんだよ、よかったらそこにすみなよ。誰も住まないならもう引き払おうかと思ってたんだ。」マンションの所有権、権利書、名義を全部さくらのものにしてくれるなら引っ越そうかと考えた。一瞬ね。でもこの人の愛人にだけはなりたくない。そのマンションなんか所詮愛人用だtったんだ。歴代の愛人がそこに住んでいたんだ。


この社長さんがさくらに言ったこと、「ぼくの彼女(愛人)になったら夜の仕事はやめること、僕一人を愛すること。でも金は出す。ほしいものかってあげるよ。」と。自分は奥さんと別れる気はさらさらない。ただ、欲望のはけ口として若い女の子が必要なだけ(全くr相手にされてないけど)。束縛するその代償として金を払う。自分と付き合うメリットは財力いがいない。と自分で言ってるようなものだ。それはきっと自分が一番わかっているんだろうけど。


「付き合おうと」すぐ言ってくる。しかしあきらめるのも早い。見込みがないとわかるとすぐ別の子に乗り換え愛人を作ろうとする。その繰り返し。


この社長さんの席に着くと「電車代・・・」といって現金をくれる。ぶっちゃけうれしい。現金をくれる人なかなかいないし。


でも


2000円って

微妙すぎ!!!ほんとに電車代にしかならない。。。お金もってるんだから、せめてタクシー代くらい出してほしいよ~。