令和二年九月七日

昨晩の風の強さに何度も目を覚まし、バタバタと今にも屋根をひっくり返そうとするような音がしていた。我が家は雨戸を閉めていたせいで室内は真っ暗。夜が明けても誰一人と起きない様子。午前七時に私が家族の誰よりも早く目が覚める。この地域は某電気会社が近くにあるお陰なのかはわからないが停電をほとんど経験したことがない。運よく今朝も普段通りの生活が送れそうだったので、以前から主人が楽しみにしていたベーグルを焼いた。ベーグルを朝食でいただいた後、友人や同僚から送られてくるLINEに返信とSNSの投稿をしながらたまっていたドラマの録画を二本観た。時間はあっという間に11時!雨戸のせいで子供たちはたぶん夜中くらいにしか思っていないはず・・・。という事で強制的に起こすことに。彼女らの反応は思っていた通りの反応で雨戸を開けるとそれぞれがまぶしそうに眼を細めた。朝食で準備したはずのベーグルは家にあるチーズやハム、トマトなどを使ってそれぞれ思いのままのブランチを作って食べさせた。こういう時、女の子は自分たちで身の回りの事ができるから女の子を産んでよかったと思う。話は遡ること、二度目の妊娠の時、一人目が女の子だったので次は男の子を育ててみたいと思い、まだ見ぬお腹の子に男の子の名前を決めてしまい、いざ調べたら女の子・・・。それでもそのまま女の子の名前として名付けた。まあ今となれば男の子じゃなくてよかったと心の底から思う。聞くところによると男の子ふたり抱えた友人なんて食費が掛かりすぎて破産しそうだと言っていたし、少年野球に入ったのはいいが保護者のサポートが大変で仕事よりも少年野球の方が何十倍も疲れてしまうと言っていた。私はもともと団体行動が苦手で子供のPTAも正直なところ行きたくない。結果、結婚してからこの土地に友人と呼べるものは一人しかいない。しかもその友人はトランスジェンダー。その彼というべきか彼女というべきかわからないがその友人は両方の性別を半々持っているわけで、私の一番の相談相手。主人と喧嘩した時に相談すると的確なアドバイスをもらえる。また、友人には彼女がいるわけで彼女と喧嘩した時やプレゼントを贈るときは必ず私に聞いてくるとっても合理的で最高な関係で最高な友と呼べるのだ。近所には友達はいないし、ママ友と呼べる人もいないが、幼馴染や地元には頼れるたくさんの友達がいるわけでなんの苦労もないのが現状。それに昨日から台風の心配をしてくれたのは東京に住んでいる主人の友人の奥様とオーストラリアに住む友人。遠くからありがとうと大声で叫びたい。叫べば台風の強風とともに運んでくれるかしら?まだまだ風は収まっていないけれど台風や水害などの天災はもう懲り懲りだ。

(誤字は愛嬌と思って下さると幸いです笑)