来年のW杯が国別のサッカー最強を決める大会だとすれば、世界クラブ選手権はクラブチームの世界一を決める大会です。その決勝戦が行われました。
第1回FIFAクラブ・ワールド・チャンピオンシップ トヨタカップジャパン2005
決勝 サンパウロFC(ブラジル) 1-0 リバプール(イングランド)
南米王者サンパウロFCがミネイロ選手のゴールで欧州王者リバプールに勝利し、世界のクラブが参加するようになった新生トヨタカップの初代王者に輝きました。MVPはGKのロジェリオ・セニ選手が受賞です。
スタメンはサンパウロFCが準決勝のメンバーのまま、一方リバプールは準決勝で活躍したクラウチ選手、リーセ選手だけでなくシセ選手まで外してモリエンテス選手の1トップ。
試合は前半はサンパウロがシシーニョ選手の強烈なサイドアタックからの切れ込みを軸に、リバプールもオーストラリア代表のキューウエル選手のサイドアタックを軸という両チームサイド攻撃を主体とした攻防で熱が入ります。
試合が動いたのは前半27分、アロイジオ選手がDFをひきつけながら裏へキラーパス。そこへ走りこんだミネイロ選手がオフサイドラインぎりぎりの位置でボールを受けてキーパーと1対1になり確実にGOAL。
その後はテレビでも言っていたようにシシーニョ選手が飛び出していく裏をリバプールに突かれてリバプールがポゼッションでの主導権を握ります。しかしモリエンテス選手、ルイス・ガルシア選手などの合計21本のシュートの嵐もサンパウロGKのブラジル代表セニ選手を中心とした守備をこじ開けることができず、後半40分近くになってやっと準決勝のヒーローだったクラウチ選手を投入。しかしクラウチ選手にあてる戦術も完全に読まれきっているために、まったく機能せず試合はそのまま終了となりました。しかし、実力が拮抗しているため高いレベルで常に試合が安定していました。
この試合で明暗を分けたのがオフサイドトラップでしょうね。
リバプールは3本のゴールをオフサイドと取られ、幻の3ゴールとなりました。数十センチ差の際どいオフサイドもいくつかあったのですが、サンパウロはぎりぎりのところでオフサイドにならずゴール、しかしリバプールはぎりぎりで我慢ができずに飛び出してしまってオフサイドというほんの数十センチの差が両チームの明暗をわけました。
試合としてはどちらの優劣とかはないと思いました。しかし、究極のレベルではその飛び出しのわずかの差が決定的な差になってしまうんでしょうね。それを感じた決勝戦でした。
優勝したサンパウロの選手たちは、かなりレベルの高い選手が多く、これから色んな国からオファーがかかりそうですね。シシーニョ選手に至ってはあのレアル・マドリーへの移籍が決まっているそうですね。世界一を決める大会のもう1つの顔は最高のマーケットでもあります。ここで活躍した両チームの選手たちのこの先の活躍に注目しましょう!
また、敗れたリバプールのジェラード選手。とても悔しそうな顔をしていましたね。世界最高といわれる選手もこんな顔をするんですね。この選手、もっともっとすごくなると思いますよ。やっぱり若い選手はこのように悔しさむき出しでなくっちゃ。
さて、これでクラブワールドチャンピオンシップも終了です。
カズ選手やアジア王者の活躍など、アジアもその存在感を見せつけたし、とても素敵な1週間でしたね。いつまでも日本でやってほしい大会だと思うし、いつかは日本のチームをここで見たいと思いました。
でもまずは、日本のチームはあのトップスピードを学ばないとね。
それでは遠く北の大地で体調不良を起こしている友人の早い回復を祈りつつ、この辺で。
☆オマケ☆
イングランドに残した彼女に想いを寄せ続ける酒癖の悪い後輩とワイン談義をしている中でオーストラリア産のイエローテイルがなかなかイケルという事だったので、シドニーFC5位記念も兼ねて2種類買っちゃいました。今日は決勝を見ながらカベルネ・ソーヴィニヨンをあけました。ヨーク味というわけではないですが、酸味が強くてわりとパワフルでスパイシーなワインでした。そうですね、今日の決勝にたとえるならキューウエルのパワー一辺倒ではない技術もある感じ(ツネ様評価)という感じでしょうか。
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