塗装工の彼氏と同棲している部屋には彼の職場の先輩や友達がよく遊びに来ていた

シンナーを吸う為の溜まり場みたいになっていて何時間もダラダラ過ごし、泊まっていく迷惑な先輩とかも居たけど、先輩だから、と何も言えずにかなり我慢していた

ある日、その先輩が車を買ったから、と彼の仕事現場まで私に一緒に行こうと言ってウチに来た
確かに家の外には中古のシャコタンが停まっていて、いつもウチに来る同僚も2人乗っていた

今まで、そんな事は一度もなかったけど先輩達は早く仕事が終わり、彼氏だけが別の現場に行ってるので一緒に迎えに行こうという言葉を疑う事なく、私は先輩の車に乗った

車に揺られながら現場は何処ですか?と後ろの座席から何度も聞いた
その度に話をはぐらかされて答えてもらえなかった
それでも私は疑わなかった

知らない道が続き暗いトンネルに入った

突然、車が停まり先輩が後ろの席に乗り込んで来た
表しようのない恐怖で体が固まった
動けずにいたら先輩が私の上に乗ってきた

「嫌だ!嫌だ!」と泣き叫んだけど何度も頭や頬を叩かれている間に終わった
次は同僚達
狭い車内で代わる代わる犯された
17歳と18歳の男子の性欲は果てる事なく続いた



お腹も顔も足も痛い
気付いたら暗いトンネルの中に1人残されていた


どうやって帰ったか覚えてないけど
彼との家には戻らず実家に居た

父にも継母にも、ただ「彼と別れたから」とだけ告げた
私が居ないので、彼が実家に来たけど私は無視した

私は闇を抱えたまま彼とは2度と会う事なくサヨナラした