いつからだったか
もうそれさえ忘れるほど、
それはそれは長いこと
わたしは、自分の心を傷つけ、苦しめつづけてきた。
誰によってではなく、
自分自身で。

そう、
自分自身で。

人のせいにすることを知らない。
何か嫌なことがあっても
その責任や感情を人に向けたことは
きっと一度もなかった。

全部自分が悪い
相手に非があったとしても、
わたしにとって、そんなことは関係なかった。

うまくいかないこと
ひとと同じようにできないことは
まっさきに自分を責めた。


うまくできない自分がいけない。

何かあると一番に自分を責めるのは
他の誰でもない自分自身だった。

むしろ自分だけだった。


わたしはありがたいことに本当に
温かくて優しい人たちに恵まれて
わたしのことをとがめたり
傷つけるひとなんてひとりもいなかった。

でも誰よりも厳しく
許してあげられなかったのは
今思えば、
ただひとり、わたしだけだった。


そんなわたしがいろんな出来事、出会いを経て

いま、ありのままの自分を
自分のこころを、受け入れられるようになった。
まだ少し前までの思考が
形状記憶のようなかたちで
残っている。

それでも
多くを許し、受け入れられるようになった。
なにより、自分のこころを愛せるようになったんだ。



少し涼しくなったいま
あったかいコーヒーを買って
ゆっくりゆっくり少しのあいだ歩いてかえること

天気のいい日に胸いっぱいに空気を吸い込むこと

空を見上げたり
綺麗な景色を目にして
綺麗だなあと思うこと

柔らかくてあたたかい毛布に包まれること

そんな何気ない日常の瞬間を

この上なくしあわせに思えるわたしになった。


いままでに増してひとに心から
自分の中にある沢山の愛情や優しさを
そっと渡せるようになった
渡したくなった


息を吸ってはくことが当たり前かのように
自分の中に湧き上がる感情を伝えたくなって
伝えないほうが
届けないほうが
むしろもやもやして仕方がない

そんな自分になった

感謝は意識してするものではない
したくなるものなんだと
最近は強く思う
優しさもそう、
渡そうとするものではなく
渡したくなるものなんだと


わたしはそう感じられる自分のこころがすきになった

愛せるようになったんだ
心から、愛せるようになったんだ

うまくできないこと
弱さも含めてもうまるごと
愛せるようになったんだ


もう自分を苦しめない
悲しませない

例えどんなにこの先
どんなに周りが羨む地位 名誉 立場を手にしても
どんによいとされるもの
手放したら損だと思われる人やモノや出来事、環境が
わたしの前にあらわれても


そんなわたしのこころを曇らすものならいらない。
当たり前に思えてしまうことに
深く感謝できるこのこころが
しあわせだと思えるこのこころが
人を愛し、優しさを分け合いたいとこころのそこから思えるこのこころが
そんな尊い感情を感じなくする

そんなものはいらない。  


そう思えるようになった。
このこころを愛そう。
もうふりきって全力で大切にしよう。

そう思えるわたしになったんだ。

わたしにとって
生きる上でなによりも大切なものは
このこころだといまはそう思える。

なんのためらいもなく
迷いもなくそう思えるんだ。


だいすきな家族
親戚、友達、わたしの人生に関わってくださった全て方々、沢山の出来事

どれか一つでも欠けていたら辿り着くことができなかった自分自身。
そして
このこころをつくってくれた
全てのことに感謝をし

これからは
なにがあってもこのこころを許し、受け入れて愛していこう
一番に自分で守りつづけよう
大切に大切にしていこう

そんな風に思えるようになったんだ


いま、
わたしはたったひとりの
ありのままのこの自分を
たったひとつのこのこころを
心の底から愛してる。

だからやっぱり思うこと
そう思えるわたしを築いてくれた
これまでのわたし人生に起こった全ての出来事
巡りあった全てのひとに

こころからの ありがとう

最後はやっぱり
ありがとう

わたしの人生、きっと生涯、そうなんだと思う。

そして忘れたくないのは
長いこと
いろんな自分のことを許せず認められず
受け入れられず、愛せずにいたわたしのかわりに

どんなときも変わらずずっとわたしに愛と優しさをくれた人たち

そんな人たちがわたしには沢山いた ということ。

だからこそ
もしもいま自分を責めてくるしくなっているひと
自分を愛せずにいるひとがいたら

伝えたい
ゆっくりでいい
ゆっくり自分を受け入れて、愛せるようになれたらそれでいい

あなたが自分で自分を愛せるようになるまで
わたしがその分伝え続けるから
どんなあなたもそのままでいい
どんなあなたも素晴らしい
ありのままのあなたがだいすきで、
愛しているよって

そんなわたしでいたいんだ