ポッキーです。
今回は久しぶりに映画のお話でも。
というもの、先週は珍しいことに2日立て続けに映画館へ足を運んだからです。
1日目は「サブスタンス」。
かつての大女優が若さと美しさを求めるがあまり禁断の若返り術「サブスタンス」に手を染める、という物語で、ボディーホラーという極めてニッチなジャンルでありながら、今年のアカデミー賞では作品賞にもノミネートされたという異色作です。
デミ・ムーアが、まさに「かつての大女優」を演じるということで彼女の復活作としても注目されていました。
スタイリッシュ過ぎる映像、極端なゴア描写などすべてが過剰なこの作品、プロデューサーでもあるデミ・ムーア自身と脚本・演出を務めた女性監督の、社会に対する怒りとメッセージが痛いほど伝わる映画でした。
つまり…。
ショービス界に蔓延するエイジズムやルッキズム、そして女性に課せられる過剰な美の基準に対する怒りと批判。
主人公の困難や彼女が下す決断は個人の弱さではなく、そのような状況に追いやる社会構造の問題である、などなど…。
そういった問題提起は痛いほどよくわかるのですが、一番恐ろしいのは…。
この作品が伝えようとするメッセージを理解したところで、私が他者や自分自身に求めるものは何も変わりはしないということです。
これはなんとも皮肉なことだと考えさせられますね。
私が「サブスタンス」を観て思わず目を覆いたくなったのは、後半のゴア描写ではなく、特殊メイクやCG加工をしていないデミ・ムーアの裸のお尻でした。
作品の意図を伝えるためだとはいえ、ありのままの自分を見せることのできる彼女の勇気には敬意を表したいと思います。
対して次の日に観た映画は「ミッション・インポッシブル・ファイナル・デコニング」。
29年間、続いたシリーズの集大成。
主演であるトム・クルーズは29年前と同じように、いや、さらに激しいアクションに挑戦し、鍛え上げられた肉体でイーサン・ハントを演じていますが、なんと彼はデミ・ムーアと同い年、つまり62歳なのです。
ブラッド・ピッドなどを例に出すまでもなく、60歳を過ぎた男性がハリウッドの超大作に主演することは珍しくありませんが、女性の場合はどうでしょう。
小規模な作品であれば可能かもしれませんが、超大作への主演は難しいと思わざるを得ません。
そして、その理不尽さを理解していたとしても、消費者が求めるものは何も変わりはしないのです。
と、そんなことを考えさせられた2日間でした。
皆さんは映画を観てどんなことを感じるでしょうか?
それではまたお会いしましょう。
Keep on Watching!















