―なぜ男は女を殺さなければならなかったのか?
『ネジと紙幣』
ベースは近松門左衛門の「女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)」という古典。(知らないけど)
毎日苛立ち、遊んでばかりのどうしようもない男・行人(森山未来)。
家族からも愛想をつかされているが、ただ一人姉のような存在の幼馴染の桃子(ともさかりえ)だけは、行人を心配し、面倒をおこせば叱ったり助けたりしてくれる。
そんな中、行人はある男をケガさせてしまい、そこからどんどん悪事に染まっていく・・・・。
なぜ行人は桃子を殺さなければならなかったのか?
っていう話。(公式HPで見れます)
以下少しネタバレ
あらすじだけHPで見て「重い!暗い!そんなの好き!」って思っていましたが、笑える場面が多く、それがまた良い感じ。
特に終盤の桃子と行人の家族の場面はかなり面白く、逆にだから次の行人が桃子を殺す場面が際立ったと思う。(行人が桃子をメッタ刺し)
とにかくこの殺される場面は凄かった。
必死に逃げ、何度刺されても生きようともがく桃子と狂気にみちた行人。息をのみました。
気づいたらセットの洗濯物が茶色い油まみれで、さらに背筋に寒気。
こわ~。。。
さらに殺した後に何食わぬ顔で家に戻る行人。
こわい!!
いや~よかった。
未来くんとともさかさんの演技に脱帽。
かなり体張ってました。
とくにともさかさん、ブログ見てるんだけど、痣凄かった!!
なんでネジかっていうと、まぁネジ工場の息子なんです、行人が。桃子の家も。
そこからきてるのかなと思ったんだけど、見終わって、色々人生が些細な事でネジレていくっていうことにもかかってるのかなと思いました。