昨年のデータであるが、東京電力は世界有数のインフラ企業であり、売上高は5兆に達し、営業利益も2500億円程度である。
総資産:12兆6400億円
有利子負債:6兆6280億円
かなり優良企業であることは間違いなかったが、今回の、事故で、莫大な損害賠償が発生することは誰の目にも明らかになった。
おそらく、長期的に見て賠償額は1兆円を突破する可能性が高い。
津波は天災としても、それ以降に起きたことは人災である。
放射能汚染は人災となるだろう。
この東電の動き次第で、世界中の原発を持っている国々に戦慄が走ることは間違いないだろう
東電に対して、総額2兆円の緊急融資が行われるようだが、これで足りるのだろう?
現在、点検中の原発に関してもそう簡単に始動できなくなり、他の電力会社から電気を購入するにしてもコストが高くなり、前年のような収益を確保することは1200%不可能である。
万一、放射能汚染が拡大した場合には、補償額が拡大し東電は国有化になる可能性もありうる
現状では、純資産が約6兆円程度であるため、そんな簡単に国有化は考えにくい
しかし、今回の経営陣の責任等は免れることはなく、彼らの隠匿等により事故が拡大したともなれば刑事訴追も当然ありうるであろう。
東電は、あらゆる面でリスクが増大しており、余剰人員の整理、福利厚生施設の売却や子会社の売却等は免れないのではないか。
今現場では、東電の社員を含め賢明に現状を克服しようとがんばっている人たちが大勢いらっしゃいます。
いつも犠牲になるのは現場の人や、周囲の人なのです
胸を打たれるような感動を与えてくれるすばらしい人たちがたくさんいるのに・・・・・
憤りを感じてなりません