天気予報では、「本日明け方の突風注意」と報道があったが、正直これほどまでとは思ってもいなかった。
最初は、風きり音がうるさいと思える程度だったけど、ベランダにおいてある荷物が気になりだした。
外を見る限り、車は普通に走行しているのでじきに収まるだろうと楽観的に考えベットに横になっていた。
6時頃だろうか
ベランダから音がしたので外を見ると、ベランダにある物干し竿が落下し、ハンガーが無残にも飛び散り、荷物が飛び上がる寸前だった。
さすがに、「まずいっ!」と思い、ベランダに出ようとするものの、ものすごい風圧で、ドアが開かない!
なんとか、ドアを開けると、ベランダに吹き荒れる突風の勢いはすさまじく、ベランダに用のコンテナがズルズルと移動していた。
あわてて、ベランダに出て、コンテナを押さえるものの、ものすごい風!
高速道路で、車のボンネットの上に立っているような感じだ!
ベランダにおいてあったダンボール数枚は、半分は空中に飛ばされ、一部は、ベランダの柵に張り付いていた。
正直自分も飛ばされてしまうのでないかと思われるほどの勢いでした。
雲の動きを見るとかなりのスピードで移動し、更に、高度も低い。
ベランダにある荷物を部屋の中に入れようと思ったが、あまりの突風で身動きが取れない。
部屋の外はまさしく地獄のような状況だった。
物干し竿に何か黒い紐のようなものが絡まっていたがその時は何か全く分からなかった。
ベランダにある荷物をようやく非難させ、部屋に戻ると、体中が痛い・・・・・
あの風圧の中で踏ん張っていたので、筋肉が硬直している様子だった。
おそらく、多くの方は、このような状況を味わった事は無いかもしれないが、大きな荷物が動く光景は今想像しても恐ろしく思う。
少し、風がゆるくなり、7時過ぎだろうか
脱力感から眠りについてしまった。
お昼頃だろうか、電話で起こされた。
実家からの電話だったが、どうやら黄砂の量がひどいらしく、そちらはどうかという内容だった。

午後に撮影した東京方面の写真だが、普段は見える高層ビル郡が殆んど見えず、空がかすんでいる。
ベランダに出ると、まるで、小学校の運動会に行ったときの乾いたグランドのような状況だ。
ホコリっぽい・・・・・


年々、黄砂の勢いが強くなっているのは、中国内陸部の砂漠化が進行しているのが理由とも聞いたことがあります。
このような、砂が舞い降りる日々が今後増えるのだろうか・・・・・