新型インフルエンザでいよいよ死者が1000人を突破したアメリカ!
オバマ大統領は国家に非常事態宣言を発令しました。
アメリカは日本よりも早くインフルエンザウィルスの発症者が出てから、既に半年近くになります。
当然、夏の間は息を潜めていたインフルエンザでしたが(と言っても確実に広がって通年の感染者よりピーク時の人数を既に越えていました)感染者は既に数百万人に上るとも言われています。
肝心のインフルエンザワクチンも、予防接種の段階で強い副作用により、日本では4人の方が亡くなっています。
11月を前にして、既にこの発症数ですので、日本では感染者が1000万人以上になる可能性も出てきました。
以下に示すのは、過去60年にわたるインフルエンザによる死亡者数の推移です。

今回のインフルエンザは現時点まで弱毒性とされています。強毒性とされているH5N1型、鳥インフルエンザウィルスに比べて致死率は低いのが特徴とされているが、感染を繰り返すうちに、ウィルス変異していく事が一番の問題と考えていい。
特に、近代では輸送技術の向上により、世界各国に1日にして移動できる反面、病原菌が持ち込まれる可能性が非常に高くなり、ウィルスの拡散から変異の可能性が高くなり、一度変異してしまうと、止めようがなくなるのが現実かもしれません。

一言でインフルエンザウイルスと言っても、大きくA型・B型・C型の3つに分けられます。ウイルスが突然変異しやすいものは、ワクチンでの対策が難しくなりますので、その分危険といえます。
インフルエンザウイルスの特徴
<A型>
とても危険性が高い
ウイルスが変化しやすく、世界的に流行することがあるので注意が必要
<B型>
危険性は高い
症状が重くワクチンに含まれているが、一度罹ると、二度目の感染の確率は低い
<C型>
危険性は低い
症状が軽くて多くの人が免疫を持っているのでワクチンの対象になっていない。
いわゆる「新型インフルエンザ」は、ほとんどの人が免疫を持っていない新しいA型インフルエンザのことです。よく話題になるH5N1の鳥インフルエンザから突然変異が起こり、新型インフルエンザに相当するウイルスが出現するのではと心配されていますが、今後どのような性質のものが出現するかは予想できません。鳥インフルエンザは肺炎を引き起こすので、死亡率が高いのは確かです。一方で、鼻腔や喉などの上気道には感染しないため、咳やくしゃみで広がりにくく、伝染力は強くありません。また、現時点では、呼吸器だけではなく鳥のように消化器から感染するウイルスが出現するという最悪の可能性は低いとされています。
免疫を持っていないという点からは、「再興インフルエンザウイルス」にも注意が必要です。1950年代に流行したアジア風邪と呼ばれた型のA型ウイルスはその後流行していません。50代以下の人に対しては、免疫を持っていないウイルスということになります。ヒトに感染する型なので注意は必要です。
A型については、どの型が流行するかの予測はできませんが、インフルエンザが猛威をふるっているときには不用な外出は避けたほうがよいかもしれませんね。 【抜粋】