ご存知の通り、日本のすぐ近くで台風が発生した。たまたま梅雨前線と重なり多量の雨を降らして被害が拡大したのはニュースの通りで、おまけに今朝の地震で東名高速牧之原付近で道路が寸断され、交通が麻痺するのは目に見えている。明日辺りから帰省を考え東名高速を利用予定のユーザーにとっても観光産業にとっても大ダメージはみてとれる。
これが、お盆中でなければどうだろうか?物流に甚大なる影響が出ることは誰の目にも明らか。さらに、農作物が長雨のせいで価格が高騰している、これに拍車をかける事態になっているように思える。穀物の先物価格が上昇していることをご存知の方も多いと思いますが、小麦の産地のこれからの天候は非常にきになるところでしょう。
実際に、天候不良と台風や地震が起きているのは日本だけと考えないほうがいい。米に関しても、既にイモチ病が警戒され今年の作況が以前の米パニックになる兆候が既に出ている。
蜜蜂が突然消えたニュースを覚えているだろうか?授粉が出来なければ育たない作物も多く今後の収穫に影響が出ることは必至。投資家の中にはこれを見越して先物を買っている方が多数いるのではないでしょうか。
今の、株式市場の上昇期待よりコモディティの上昇の方が早そうです。只実態経済には悪影響が出ることは避けられそうにありませんね。今の穀物価格の動きにはいろいろな意味で注意が必要です。