確かに太陽が活動期に入ったことも原因の一つではあるが、やはり人間自らが環境破壊を行っていることは否定できません。
以前のブログで、カリフォルニアとEU諸国がバイオエタノール転用の農作物の栽培を禁止し輸入をも禁止したことはお伝えしましたが、現在、私達の知人の会社が代替エネルギーの開発に成功し現在、生産に乗り出すべく研究を重ねています。
http://www.originoil.com/
http://www.originoil.co.jp/
オリジンオイル社は、ロサンゼルスにあるベンチャー企業ですが、藻類から石油を作り出すことに成功したのであります。日本でも過去に似たような事例があったが、転換効率などの問題で実用化にまでは至りませんでしたが、オリジンオイル社は小規模プラントでも見事に転換効率をプラスにさせたのです。
このニュースは全米に広がり、8月にはカリフォルニア州知事であるアーノルドシュワルネッガー氏がオリジンオイルが参加した「Green Tech Expo」に訪れ、オリジンオイル社CEOであるRiggs Eckelberryと対話するシーンが全米に放映された。

http://www.originoil.com/latest-news/originoil-presents-breakthrough-technology-to-border-state-governors-at-green-tech-expo.htm
オリジンオイル社のすばらしいところは、藻が生育するのに必要な二酸化炭素と微量な酸素を完全なまでにコントロールし、藻が必要な水は汚れたものでよく、二次産物で生成されるガスもエネルギーとして転換してしまうことである。
このシステムでは、20フィートコンテナ程の大きさのプラントでエネルギーを生産化のであるため、極端に言えば田舎のいくと庭先で石油を生成することが可能である。
現在の原油価格は1バレル(115.6リットル)約100ドル程度である。つまり、買い付け価格は約87円/リットルである。これに輸送コストと精製コストと税(53.8円)、マージンが加算される。しかし燃料で不思議なのはどうして、課税されたものに消費税5%が課せられるのか不思議である。何度か2重課税問題で取り上げられたが結局のところもみ消されてしまっている。
現在、東京ではレギュラーガソリン価格が170円/Lだが、この価格のうち約140円強が税と買い付け価格の合計。残り30円で、精製コスト、物流コスト、マージンを分け合っている。ものすごい薄利である。
原油自体は現時点で下げ基調であるがいつ何時再び上昇局面を迎えるか分からない。
オリジンオイルは、相場に左右されない原油調達が可能になるといえる。