WTI石油価格指標 | 真実は何処にあるのブログ

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2007年10月頃から上昇し始めた原油価格約9ヶ月の間に当初$75程度だった原油先物価格が2008年7月には$150に届く手前まで上昇。約倍近い金額まで上昇したわけであった。しかしながら、2008年7月中旬から一気に下降に転じ現在$113前後を推移するまでとなった。この価格は2008年4月頃の価格である。わずか1ヶ月足らずで3ヶ月かけて上昇した、価格を一気に転落させた計算となる。万一原油価格が通常位置に戻るとすればこのスピード動けば10月の半ば頃には$70程度まで下落することは間違いないであろう。理由は様々である。

現在中国で開催されているオリオンピック。開催前からオリンピック終了と同時に中国経済が失速するといわれていた。その兆候は中国株に現れている。オリンピック報道に惑わされているかもしれないが、中国株はハンセン指数によって確実に下落の道を転じている様子。おそらく中国の中にも原油先物に莫大な資金を投資している人たちも多いだろう。しかし、この原油下落で莫大な損害を出していたとしても、中国はオリンピック一色で、決して自国のマイナス面を表に出すとは考えにくいと思う。結果として、オリンピック終了と同時に様々な損失が公開されるかも知れない。

現在中国は、「8」という数字にこだわり縁起を担ぎオリンピックに突入したが、縁起が切れると人は逃げに走ると考えられる。

私は$100に9月に中ごろになるのではないかと当初考えていたが、前回のブログで8月末頃に修正をした。もし、このまま予想通り8月末頃に(北京オリンピックは8月24日迄)$100に届けば下落は更に加速することとなるだろう。理由はメディが北京オリンピック以外のネタを報道する時間が増えるのと、個人投資家がお祭ムードから現実に叩き戻されるからに他ならない。

ここからの下落はパニック状態になる可能性も高い。

中国株ハンセン指数は面白いことに8月8日を境に急落している。これは、既に先を見越してのことだろう。