誕生月ピンクハート6月のイベント第2弾は!!



【豊中名曲シリーズ】
6/11 〜忘れられた怒り〜

@豊中市立文化芸術センター♡♡





















お目当てのコンチェルトは

『ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番』赤薔薇


指揮: 現代茂夫
ピアノ: 務川慧悟
オケ: 日本センチュリー交響楽団





務川くんのピアノを聴くのは
昨年クリスマス・イヴのコンサート以来、

そして何より!
務川くんのコンチェルトを聴くのは(意外にも?!)これが初めてだったので

ずっとこの日を楽しみに待ってたのです
ヽ(^。^)ノ音譜





















席は、堂々の↑↑特等席ハート



しかも
ソロリサイタルの時とは比べものにならないくらいにピアノの位置が舞台のきわのきわ笑い泣き

ピアノ落ちてくるんちゃうかと思うくらい
(それはないやろ笑)
ド迫力の空間で音楽を味わうことができて感激だった!♡♡




この日、燕尾服で現れた務川くんは
いつもよりも少し大人びた雰囲気に見え

人生初のラフマ3番に挑む表情にはどこか
「やってやる」という鎮かなる決意のようなものさえ感じられた。



お人柄的に冷静で正確で温厚なイメージの彼は
ピアノにもそれが伝播しているなぁと思うことが多いのだけれど、

ラフマニノフを弾かせれば良い意味で人が変わったように
情熱的かつ狂気的に音楽を紡ぎ出す。

その変幻自在ぶりこそ反田恭平を唸らせる理由の1つなのだろうと、あらためて務川くんの力量を魅せつけられた気がした。



あのスラリとした体のどこからこのエネルギーが湧いているのだろう?と不思議なくらい
ラフマニノフという巨人の創った特大ボリュームのこの作品を見事に弾きこなしていた。

至近距離で聴いていても決して暴力的ではない耳障りではない彼のフォルテは、
聴衆に生きるパワーを与えるような瑞々しいチカラの音だった。


また、

「全力でサポートします」と宣言されていた日本センチュリーのオケはまさにその言葉通り!

主役ピアノの魅力・見せ場を最大限に引き出しながらも、それでいて、オーケストラ独自の持つ華やかさや迫力を隠さずに伝える.. という
なんともバランス感覚が絶妙で

その素晴らしいサポートがより一層、務川くんの熱演を熱演たらしめていたように私には感じられた。




ぐいぐいと押されるように音楽の波がこちらに寄せてくるたび鳥肌がたった。

弱音も、ショパンのような囁きではなく、繊細でいて芯の通った鋭利な音で
それはきっと会場の後ろの後ろのほうまで貫くものだと想像できた。


お待ちかねのカデンツァは
うっかりここで拍手したくなるほど笑
何回聴いてもめちゃくちゃかっこいいんよなぁ。。
ダンサーが花道に出てきてたった1人スポットライトを浴びながら踊っている.. ラフ3のカデンツァはいつもそんなイメージを受ける。

そして
フィナーレがまためっちゃかっこいい!

指揮・オケ・ソリストが完全にひとつになったのが肌で感じられて痺れたなぁ(ノ´∀`*)

今こうして思い出してみても
鮮やかにあの感動が蘇ってくるからすごいわ。





関西のオケは、音楽にまで関西弁のイントネーションが出るらしいと聞いていたから(笑)
意識して聴いてはみたもののまったくわからなくて
(関西人は関西弁のイントネーションがあまりに体に馴染みすぎてて誰かが関西弁で喋っててもそれが関西弁であることにすらすぐには気づかないというあるある笑)

でも

最後の1小節?、「ラフマニノフ」って刻印してるところだけは確かに!!

関西弁の「ラフマニノフ」やったと思った
笑い泣きラブラブ

※標準語の「ラフマニノフ」と関西弁の「ラフマニノフ」、みなさんも言い比べてみて(笑)



というわけで

ド迫力の熱演を臨場感たっぷりの空間で全身に浴びることができて
ほんっとに最高の1日だった♡♡♡



鳴り止まない拍手に包まれて
幾度とカーテンコールをしてくれた務川くん。

スタンディングオベーションに湧く最前列付近の私たちにも、ちゃんと目を合わせてにっこりと微笑んでくれて。なんと愛らしい人なのかと感激してしまったよ笑
(私がもしアーティストだったら、カーテンコールの時に前の方のお客さんの顔はたぶん見ない恥ずかしいから遠くの方見てお辞儀すると思う笑)


現田マエストロの目にはうっすら涙がみえて、このコンチェルトの大成功を実感できた最後でした。























今回の豊中名曲シリーズは
ラフマニノフ3番以外のプログラムもとても新鮮でおもしろく

特にプロコフィエフのロミオとジュリエットは、オーケストラ✕語り(声)という初めて聴くスタイルで
全く眠くならずに最後の最後まで楽しむことができて良かった♪



日本センチュリー交響楽団の皆様
豊中文化芸術センターの皆様

そしてそして

豊中に来てくださった
務川慧悟さん

本当にありがとうありがとうラブラブ
ありがとうございました!!








私が生まれた町でもある豊中で
しかも誕生月に!
こんなにも素晴らしい贈り物をいただくことができて元気復活キラキラ幸せすぎる今日この頃♡



まさに、"Birth"ーー虹

誕生日付近には
善くも悪くも〈変容〉の出来事が起こると言われるけれど

どちらにせよ
それは

今よりもっと幸せになるための布石にすぎず
どんな変容が来てもそれは
"Birth"なのだと私は思っている。


この世で起こるすべての"Birth"は
陰と陽の出会い、それから統合によって起こるもので

決して仮想世界では起こり得ない
宇宙の神秘である。


仮想世界、例えばメタバース上で
雄しべと雌しべを受粉させてもほんものの花は咲かないわけで
(もしも技術の力で咲かせたとしてもそんなん私から言わせればハナノヨウナモノにすぎひん)

"Birth"は〈モノのリアル〉でこそ起こるのだ。


私が生の音楽を聴きに行きたいと思うのは
まさに
"Birth"を求めているから。

人間を人間たらしめるもの=それは五感プラス第六感 ーーその6つの感覚を刺激し鼓舞する体験を、自分自身に与えてあげたいと思うからだ。




〈モノのリアル〉と〈生の体験〉

前々からしつこく書いているけれど
あらためてこの2つは

仮想世界へ暴走する今の世で
いかに人が人として、生物として、
生き生きと健やかに暮らしてゆくために

非常に重要なキーポイントであると私は確信している。



素晴らしい音楽を
素晴らしい講演を
手軽にインターネットやTVで聴けるのもとても便利で良いことではあるけれども

そこには
あの

鳥肌がたつ感覚や
ハートが震える感覚や
細胞が痺れる感覚は

存在しない。


"Birth"は
生の体験でしか起こり得ないギフトなのである。



だから私は

生の音楽
生の体験

が大好きで

日々出来る限り
"直接肌で感じ取りに行く"ようにしている。



インターネットをはじめとするメディアは容易に人と人を繋ぐ一方で
実は
人と人とを引き裂いているのかもしれないとも思う。


映像で流れてきたものそれのみで判断したり
画面上に流れてくる言葉をまま鵜呑みにしたり

"自分自身がリアルに感じた真実"ではないものを
真実だと決めつけてしまっている可能性があるよ、ということで

この流れが加速すれば
世界はほんとうに、"実体"というものを知らない目の死んだ精気を失った人間の集まりになってしまうだろうと想像されてとても怖い。



燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びて感じる感覚
新鮮な空気を吸い込んだ時に感じる感覚
美しい海を目の当たりにして感じる感覚

大好きなピアニストが弾く音楽を聴いて感じる感覚
尊敬する人が魂込めて話す言葉を聴いて感じる感覚
愛する人を見たり話したり触れ合って感じる感覚


私たち人間に生まれながらにして備わった
6つの感覚をフルに使うことで
"自分だけの真実"を体感することが何よりも大切なことだと、私は強く思う。



《動物との触れ合いをVR体験!》とか言って
最近、小学校の課外授業にもVR機器を取り入れたりしてるらしいけど

いやいや..



いらんやろ。

^_^;


少なくとも、もし私に子どもがいたら
そんなんさせませんで(笑)
ほんものの動物に会いに行かせるっちゅーねんうさぎパンダ猿コアラ(笑)


ちゃんと目で見て
ちゃんと耳で聴いて
ちゃんと鼻でにおって
ちゃんと肌で触れて
ちゃんと会話して

生命を体感してほしいからねハート



近年、発達障害の子が増えているのだって
結局、五感が鍛えられてないことも1つの要因なんじゃないだろうか?と思う。

スマホゲームやオンライン学習で子どもたちがますますモノのリアルから遠ざけられ

精神を病んで、そして実体の持つ温かさを体感として掴めない大人になっていってしまうことに、私はとても危機感をおぼえている。




新しいものをとことんまで極に追求すれば
バランスを失い世界は壊れてしまう。

新しいものを追求する時にはいつだって
"温故知新"の精神を忘れてはいけないのだ。


「古くから在った素晴らしいものをじゅうぶんに大切にしながら
新しいものを生み出していく」


クラシック音楽なんてまさにその真骨頂であるのだけれど、
世界を動かす中枢にいる人たちにも是非いまいちど、この精神を取り戻してほしいと思う。










生の体験は
私たちを元気にしてくれるドキドキ

Birthは
自分だけの真実に導いてくれるドキドキ


ラフマニノフのコンチェルトがあらためてこの大切なことを再発見させてくれた。


ラフマニノフの音楽って、活力を与えてくれる存在だと思う。
私自身、世界情勢や日本の現状によってどうしても悲観的になってしまったり前向きなエネルギーが湧き辛かったりしていたのだけれど、
今回このコンサートに行って本当に元気や活力を貰えたからキラキラ


パワーが欲しい時はラフマニノフ!

また是非
反田くんと務川くんでラフマニノフ祭りのコンサートをやってほしいな♡


パガ狂&ラフ2&ラフ3(笑)

無茶ぶりなのはわかってる笑
でも聴きたい夢のお祭り

みんなに元気と活力を与えるスーパーコンサートになること間違いなし◎





生きていれば
いろんなことがあるけれど

お互い
元気を与え合って
優しさを与え合って
勇気を与え合って
豊かさを与え合って

"みんなHappy!"の世界を創っていきたい


(*˘︶˘*).。.:*♡





次のコンサートは

牛田くんのショパン1番!
オケはまたまた
日本センチュリーさんラブラブラブラブ

この日起こるであろう
"Birth"をまた楽しみに..

残り6月をめいいっぱい満喫します♡





yu-co