9月7日。
山手西洋館の重陽の節句装飾の後に向かったのは
横浜駅西口にある高島屋で催されていた森日出夫写真展でした。
この日、横浜開港資料館で勉強していた友だちと横浜駅で待ち合せて行ってきました。
夏に山手で写真展をなさった写真家さんが行って、すごくよかったので、是非行ってみてください・・・とオススメしてくださってので行ってきました。
横浜高島屋開店60周年記念での開催で、無料でした(*^^*)
「記憶を記録する」
そんなコンセプトで撮られた110点余りの作品が展示されていました
私たちが入って行った時は
森日出夫さんが入り口にいらっしゃて・・・
会釈だけして中に・・・
この写真展は撮影大歓迎という事でしたので遠慮なく記録させていただきました
この写真展のポスターにも使われている
ユリと赤レンガ倉庫の大きな写真が一番最初にありました。
夕景もキリンさん(ガントリークレーン)とカモメと富士山があればヨコハマらしいです
私がこの写真展に来たかった理由がハマのメリーさんです。
横浜の伝説になった女性です。
ハマのメリーさんを知っている方いますか。
私は何度か伊勢佐木町で見かけた事がありました。
小さい頃、よく買い物に伊勢佐木町に家族で行っていて・・・
そして中学の頃には有隣堂という大きな本屋さんに行って・・・
見かけました。
伊勢佐木町の入り口近くに”森永LOVE”というハンバーガーショップがあって、そこに行くとよく座っていらっしゃいました。
真っ白にお化粧して白いドレス着て・・・
彼女を見たことがあるという事が、学校での友だちとの結びつきにもなっているような
何とも言い表しずらいけれど・・・子どもの私たちには都市伝説的な話のひとつみたいな感じでした。
誰もがその存在を認めていました。
今でも彼女を知っている世代は
彼女の存在を懐かしがるし、故郷の歴史の1ページとなっているように感じます。
森日出夫さんは”ハマのメリーさん”をずっと撮っていた方でした。
メリーさんのコーナーが少し混んでいたので先に
昭和の頃の
港のみなとみらいが作られていく頃や
ベイブリッジがまだない頃の写真を見て回ります。
話に聞いた事がある・・・バンドホテル。
新山下にあったバンドホテル。
会社に入った頃、私が横浜出身って知ると会社のおじさまがこのホテルのシェルルームというナイトクラブを利用したロマンスの話を聞かせてくれました。
今はベイブリッジに向かう高速が通ってしまって面影もないですが、当時はこの場所は港の灯りが見えて、ロマンチックさでは関東一のホテルって言われていたそうです。
実際には行く機会はなかったんですが・・・
タイムマシーンがあったら行ってみたい場所のひとつです。
メリーさんのコーナーに人がいなくなったので戻ってみてきました。
・・・「メリーさんが若い!!!」
私と友だちの記憶にあるメリーさんはおばあちゃんだから。
このクリスマスの時期と思える写真の頃のメリーさんは今の私の年齢よりずっと若いのかも?
そんな事を思ったら、不思議な感覚になりました。
このコーナーにメリーさんの写真集が置いてあって、めくっていたら・・・
森永LOVEにいる写真がありました
桜の頃のライトアップされた三渓園。
映像のコーナーもありました。
ひとり1分のショートムービー。
歌丸さんまで観ようね・・・
そんな感じで20人くらい見てしまいました(*´σー`)エヘヘ
「Happiness is ...」
観ながら、私の幸せってなんだろ?と考えました。
映像コーナーの先は
昭和の頃の横浜が写されていました。
「ここ知ってるね」
「ここはあの辺り?」
懐かしい風景をひとつひとつみました゚エヘ(*'ω`*)ゞ
そして「Watashi」のコーナー。
暗幕の前でいろいろな方を撮っています。
このワンちゃんとしっかり目があいました(笑)
そして会場内に暗幕が・・・
ここで写真を撮ると・・・
Watashi
最後は
横浜の海、街、人の記録「森の観測」
廃倉庫だった赤レンガ倉庫が商業施設に変わる様子や
港にあった団地が壊されて、みなとみらいの風景になっていく様子。
どれもが横浜。
私はカメラの枠の中に閉じ込められた横浜が大好きです。
当たり前の日常すぎる風景がとてもキレイで別の見知らぬ世界になります。
写真の中にたくさんの物語が見えます。
この写真展、とっても面白かったぁ
無料では申し訳ないくらいに楽しんだので・・・
クリアホルダーを1枚購入しました
来てくださってありがとう(*´ ˘ `*)