数年前から気になっていた、
土井善晴さん著「一汁一菜でよいという提案」を読みました。

気になっていたのになぜ買わなかったかというと、レシピ本だと思っていたからです。

私は、レシピ本を買ってもなかなか活用できないので、この本を買っても途中で飽きて無駄にしてしまうと思っていました。

ところがこの本はレシピ本ではありませんでした。

この本は、誰もが持っている「心身ともにより良く生きたい」という願いへの提案の本でした。

一緒に読んだ、
「一汁一菜でよいと至るまで」にも刺激を受けて、一汁一菜を2日ほど試してみました。

体が喜んでいるような気がしました。暑さに疲れた体がほっとしているようでした。

自分の体のために真心を持って料理してみようと思いが自然と湧いてきました。

レシピを見ながら料理をするのではなく、目の前にある野菜たちと触れ合いながら、お味噌汁を作ってみました。

そうして作ったお味噌汁、ご飯は、優しく心身を満たしてくれました。



この本は、大切なことを思い出させてくれる本でした。

それは日本人がもともと持っていた素晴らしい感性です。その感性を取り戻すことが地球環境に影響与えると土井さんは書かれています。

日常の食生活を通して、私たちは自分の心身をより健やかにしていくと同時に、世界の素晴らしい未来に貢献することができる。

そんなことが深く静かに腑に落ちる本でした。

土井さんは、書いています。
「一汁一菜には夢と希望があるようです。」と。

言い切っていないのが、この本のタイトルの通り「提案」ですね。

みんなの心と体がますます健やかになりますように!!!