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○あらすじ
京匡平が投稿した、虚実を混ぜ込んだ告発動画によって、王隠堂家を監視していた伊丹たち捜査一課の行動が問題に。さらに、片山雛子と議席争っている鑓鞍兵衛も打撃必至の状況となる。いっぽう、怪文書により“パパ活”の疑惑を掛けられた亘は、何か事情があると踏んだ右京の追及で観念し、騒動の収拾に動き出す。そんな中、京と王隠堂鷹春が鑓鞍の襲撃を目論んでいる件について、一計を案じた右京は、捜査一課を巻き込み、意外な方法で美馬 たちが暮らす王隠堂家に接近する。ところが、その矢先、右京が危機的状況に見舞われ、事態はますます混沌。警視庁警備部の津崎真茅 は、鑓鞍の警護を厳重にせざるをえなくなる。同じ頃、一連の騒動の火の粉は、青木や美彌子にも降りかかっていた。
複雑に絡み合う関係者たちの思い
そして、試される相棒としての絆…
冠城亘最後の事件が、予想外の結末を迎える!
・特命係と捜査一課の視点
亘が「こてまり」で
「俺は消されるかもしれません」と右京に話します。
右京は「逆に利用するのはどうでしょう」と提案。
翌日、王隠堂家へ。
内調は危険なので
警護するという名目で強引に監視に付く。
そこに伊丹たちが合流。
特命係の見張り役という名目で再び監視に付く。
・杉下右京の観察力
「細かいところが気になる僕の悪い癖」
毎回、「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。
1.鷹春の部屋のカーペットがサイズ合ってない。
告発動画の背景から
どこで撮影したか確認。
鷹春の部屋のみWi-Fiがあること、
サイズの合わないカーペットが
敷いてあることに気づきます。
2.鷹春と京はネットに疎い?
鷹春はガラケーを使用。
京は8年間服役していたため
動画をアップできるほど扱えるとは思えず。
3.津崎が鑓鞍に伝えてない。
右京は鷹春と京は囮で
黒幕は美馬と気づきました。
津崎に伝えました。
しかし、片山雛子に確認してもらったら
そのことを鑓鞍に伝えてないことが判明。
・実際は?
鷹春と京は囮でした。
美馬は兄鷹児の仇討ちで鑓鞍へ。
津崎は8年前襲撃した京に復讐。
それが理由で
子どもの産めない体になってしまいました。
美馬は拳銃を持って鑓鞍を撃とうとしましたが、
部屋にいたのは亘でした。
津崎は京に
ナイフで斬りかかろうとしましたが、
右京+捜査一課3人に止められました。
亘のパパ活疑惑は、青木の仕業でした。
美彌子が秘密裏で調べて判明。
青木が警視庁にいづらくなるだろうってことで、
美彌子に彼を推薦しました。
青木は内調に行くことに。
亘はかつての上司日下部(法務事務次官)から
打診され、公安調査庁へ行くことに。
突然のことに右京は言葉が出ません。
・感想
「冠城亘は右京とどんな別れ方するの?」
今回卒業だったので、気になってました。
右京
「これまで去る者は追わず、
来る者は拒まずでやって来ました。
が、今回それを破ろうと思います。
もう少し、一緒にやりませんか?
君が特命係を去ることをできれば拒みたい。」
過去の相棒に対しては
こんなセリフ出てこなかったなぁと思い出しました。
余程信頼してたんだなぁと改めて実感。
右京と言うより、
水谷さんから
反町さんへの言葉のように聞こえました。
前回の相棒である甲斐亨(成宮寛貴)の時は
殺人犯で逮捕されて卒業。
何年も経つけど、
「何でこんな方法なの?」と
未だに納得できないくらい。
その後、彼は俳優をやめたので、
もう出ることはないでしょう。
「こんな卒業は勘弁して~」と思ったので、
平和な方法だと感じました。
青木まで卒業したのは想定外。
青木が亘のパパ活疑惑に
関わってたのも謎だし、
社の娘のマリアについても、
スッキリしません。
何かしらの形でまた出るのでしょうか?
鑓鞍と片山雛子の様子を見て
「政治家って強かじゃないとなれない」と
改めて実感。
公認を外された鷹児は
自殺したと推測されました。
「お灸が効きすぎた」(亘)
「図太くなきゃ生き残れんのよ」(鑓鞍)
この会話で察しました。
次の相棒が誰になるのか、
今から楽しみです。
以上、ちえでした。
詳しいプロフィールはこちらです。
○あらすじ
特命係の杉下右京は最近、冠城亘に“春”が来た――つまり恋人ができたのではないかと勘繰っていた。このところ、そそくさと帰ることが多くなったばかりか、“野暮用”という名目でサイバーセキュリティ対策本部・青木年男との約束を2度もすっぽかしていたのだ…。
同じ頃、8年前に鑓鞍兵衛を襲撃した京匡平という男が出所し、再び鑓鞍を狙っているという情報が浮上。日下部や美彌子が状況の把握に乗り出す。京の動機は、書生として世話になっている東京郊外の名家・王隠堂家の長男が、鑓鞍の差し金で選挙戦に敗北し、失意のうちに事故死した件を、逆恨みしてのことだった。いっぽう、鑓鞍は総選挙を控え、国会議員への返り咲きを狙う片山雛子に対し、自ら刺客となるべく選挙区の“国替え”準備を進めていた。一連の経緯に興味を持った右京と亘は、独自に動き始める。そんな中、王隠堂家の当主・鷹春が、京と共謀して鑓鞍襲撃計画を練っていることを察知した鷹春の娘・美馬が、警察に相談。それを知った鷹春が、美馬を殴打する事件を起こし、逮捕される。この一件から、さらに鑓鞍襲撃計画が信憑性を増し、警察は警戒を強化。鑓鞍の警備も厳重になるが、鑓鞍はなぜか、8年前の事件で鑓鞍を守り、重傷を負った警視庁警備部の津崎真茅をSPに指名する。
鑓鞍襲撃計画を発端にそれぞれの思惑が交錯
出所した襲撃犯は再び鑓鞍を狙うのか!?
亘にとって“最後”の事件が幕を開ける!
(公式サイトより引用)
・特命係と捜査一課の視点
8年前鑓鞍を襲撃した京匡平が
出所したことを聞いた特命係。
特命係と角田課長、青木の4人で会話で
仇討ちが話題になりました。
仇討ちの条件に当てはまらないと右京。
1.仇人に殺される。
2.仇を取るのは子どもや下の弟妹
王隠堂鷹児の妹の美馬が
兄の仇討ちをするなら条件が合うけど、
まさかね…となりました。
捜査一課は、王隠堂鷹児の父鷹春が、
娘の美馬への暴行で逮捕されて
取り調べをしました。
美馬は、
父である鷹春と京匡平が
鑓鞍再襲撃計画を練っているのを知り、
警察に相談。
その際、父から暴行を受けました。
・杉下右京の観察力
「細かいところが気になる僕の悪い癖」
毎回、「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。
1.冠城亘に恋人が出来た?
”野暮用”で二度も青木の約束をすっぽかす亘。
「春が来たかな…」と右京は考えます。
2.京匡平と鷹春の態度の違い
京は冷静な態度なのに対して、
鷹春は激高。
手荒な真似をすれば、
計画を白状したのも同然だからだ。
・その後?
亘は、女子中学生とのパパ活を疑われます。
副総監の衣笠に呼び出されます。
「従姉妹の娘」と釈明しつつも、
「お前が思っているほど信用はない。
自業自得だ」と言われてしまいます。
右京は、亘の姉由梨に確認済み。
従姉妹はいないとのことでした。
「ほっておいて下さいよ」と亘。
右京は「ほっとけませんよ!相棒が、
不名誉なパパ活疑惑を
かけられているのですから!!」と返す。
右京は、1人だけ心当たりがありそうでした。
更に、京がネットに虚実混ぜた
告発動画をアップします。
・感想
最後に社美彌子の娘マリアと亘が
美彌子に会いに行きます。
亘がパパ活疑惑がかけられた相手はマリアでした。
※相棒15の最終話で登場。
頑なに周りに言わないのはなぜ?と疑問。
会話しそうなところで次回になりました。
気になる!
動画をアップした京に対して
「何のため?」とこれまた疑問。
気になったので、その日のうちに
録画してた続きを見ました。
○あらすじ
亘(反町隆史)が飛び出す―――そして、ナイフを手にした女の前に立ち塞がった次の瞬間、胸を突き刺されて…!? 36時間前。警視庁では、AIの活用や事件の防止に関する研修が行われていた。その帰路、街を歩いていた右京と亘は、踏切前でうつろな目をした女性を見掛ける。気になった2人は、女性を見守ることに。すると、マキというその女性は、『千里一歩(せんり・かずほ)』というペンネームで、手作り詩集の路上販売を始めた。そこに、カタギとは思えない風体の男が近づく。聞き耳を立てると、どうやら男は出所間もないヤクザ者らしい。ますます気になった右京は、民事不介入を訴える亘を説得し、マキを尾行。彼女が血相を変えて手にした雑誌には、KAZHOと言う新鋭のデザイナーの特集記事が掲載されていた。
詩集を売る女性と気鋭のデザイナーの関係は!?
亘は、誰に、なぜ刺されてしまうのか…
“悲しい事件”を防ぐため、特命係が奔走する!
・特命係と捜査一課の視点
事件が起こる36時間前、
AIを活用した捜査についての研修を受講。
特命係と捜査一課の伊丹、芹沢は、
「AIで未然に犯罪を防ぐ」
そんなことが可能なのかと
胡散臭さを感じてます。
「理性を失った人間の行動を
予測するのは難しいのではないか?」と右京。
・杉下右京の観察力
詩集を売ってた女性が気になる右京。
購入後、カタギでない男との会話の内容から
「何か事件に巻き込まれてるのではないか?
と心配になりました
亘はマキを尾行。
立ち読みしてた雑誌は
KAZHOと言うデザイナーの掲載記事でした。
KAZHOは新鋭の売れっ子デザイナー。
詩集のペンネームとKAZHOの本名が
全く一緒だったため、
KAZHO側に
警備をさせてもらえるようお願いしました。
出所したばかりの大倉に接触し、
マキとKAZHOの間の
戸籍の売買についての情報を引き出しました。
彼は逮捕前、貧困ビジネスを行ってました。
・実際は?
マキほ公衆電話からKAZHOの会社に電話。
「千里一歩さんに戸籍を売った者です」と名乗り、
近くの公園に来なければ
マスコミにバラすと脅しました。
KAZHOが刺そうとしたら、亘に刺さりました。
胸元に詩集を入れてたので浅く済みました。
・感想
「戸籍の売買ってどういうこと!?」
しばらくわかりませんでした。
戸籍を売ってしまったら、
自分の身分を証明するものがなくなるので、
アパートを借りることも
携帯電話を契約することもできません。
「何で公衆電話を
わざわざ使っているんだろう?」と疑問でしたが、
売ってしまったことを知って納得。
売っても買っても、
公正証書原本不実記載等罪と言う
罪に問われるので厳禁です。
売ってしまった人はどうするのだろうか?と
疑問ですが、そこまでわかりません。
マキは人生やり直せるのかな?
貧困ビジネス、卑劣だなぁと背筋が凍りました。
以上、ちえでした。
詳しいプロフィールはこちらです。
○あらすじ
鉄道愛好家として、ある路線を訪れた米沢は、線路脇で遺体を発見。連絡を受けた右京は、亘と共に臨場する。遺体や凶器が沿線で見つかったことから、そこに何らかのメッセージがあると思われた。捜査から浮かび上がってきたのは、廃線の噂がある『星川鉄道』。米沢によると、廃線を進めたい運営会社と、沿線住民が立ち上げた“復活させる会”の間に軋轢が生じているという。被害者は廃線支持住民の中心人物で、運営会社にも脅迫メールが届いていたことから、廃線をめぐる対立が関係している可能性が高かった。そんな中、線路に侵入する騒ぎを起こした今泉という鉄道ファンが逮捕される。今泉は事件直前、遺体や凶器が見つかった現場に姿を見せていた。いっぽう、右京と米沢は、星川鉄道の地元で情報を収集。すると、廃線の是非をめぐって、住民同士が激しく対立していることが分かる。
殺人の動機は廃線をめぐる住民の分断!?
特命係と米沢が、数年ぶりに捜査でタッグ!
複雑に絡み合った事件の謎を解き明かす
(公式サイトより引用)
・特命係と捜査一課の視点
特命係は、
かつて捜査に協力してくれていた
鑑識の米沢からの電話で
事件現場へ向かいます。
そこで捜査一課と合流。
「警察学校で死体を見つけたら
特命係に電話するんですか?」と
伊丹に揶揄されました。
・杉下右京の観察力
「細かいところが気になる僕の悪い癖」
毎回、「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。
1.踏切音で気づく。
米沢から電話が来たときに、
踏切音が聞こえたのに対して
「警察学校の近くには電車はないから、
事件でも起こったのでは?」とすぐ気づきます。
2.今泉の右手の黒い汚れ
「何の汚れなんだろう?」と
先に気づいたのは亘の方。
後に、スジ鉄であることが判明。
「今泉の部屋に時刻表はないか?」と
電車オタクの米沢に聞かれました。
ダイヤグラムを自作した時に
鉛筆で汚れただろうと思われました。
※スジ鉄…
時刻表を読み物として熟読し、
運行ダイヤを分析研究して楽しむ鉄道ファンのこと。
3.白川のホテルから見つかったもの
不動産売却の本、
スターリバースの社名の入った封筒。
白川はホテルを
再建する気はありませんでした。
星川鉄道を復活させる会で、
被害者吾妻や会長と
激しく口論になっていました。
右京はその様子を見て、
※サボタージュマニュアルを思い出しました。
スターリバーに雇われていたことが判明。
「バカだよ、たがが鉄道のために!」という白川。
それに対して
「たかが鉄道に救われる人もいるんですよ」と
熱弁する米沢。
米沢が記念写真を見ながら、
この旅館に泊まりにきた人たちは
そのことを知っていた人だと指摘すると…。
白川はうなだれました。
※サボタージュマニュアル
CIAの前身が作成したスパイマニュアル。
敵側に入り込んだスパイが組織を分断し、
回らなくさせる方法。
・実際は?
被害者吾妻は、
スターリバーが取引相手だったのもあり、
廃止を支持していました。
白川に金銭を渡し、
復活の会を分裂させようとしていたことに
気づきました。
そのことを
鉄道本部長の松原玲子に問い詰めたら
「鉄道復活派には自滅して欲しい」
「企業イメージがある」
「口止め料を払うから」と
言われました。
「みんなのことを考えて、
廃線に賛成していた俺の気持ちが!」
吾妻の背中を一刺しした松原はそのまま逃げた。
その後、やってきた今泉が遺体を見つけ線路脇に運んだ。
駐車場の現場検証を米沢にお願いする特命係。
その結果、フルオーダーのパンプスの足跡から
犯人が判明しました。
・感想
久しぶりの米沢さんに「おぉ!」と思いました。
今の鑑識の益子さんもいいけど、
米沢さんと右京のやりとりが好きでした。
豪雨被害で鉄道が運休になったのを聞いて、
すごくリアルに感じました。
住んでる福岡県内でも、
豪雨の後廃止が検討されてる路線があり、
県、鉄道会社、地元で
なかなか進展していないようです。
実家の宮崎県内では、
再建を諦めた鉄道もあります。
犯人である松原玲子に対して
「葬り方を間違いました」と言う右京。
それに対して
「次は失敗しないようにする」発言に
「いやいや」となりました。
サイコパス感が漂いました。
そもそも殺人犯したら、
企業イメージもあったもんじゃないし。
星川鉄道、どうするんだろう?と
気になりました。
以上、ちえでした。
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○あらすじ
オフィスビルの屋上で、中年男性の刺殺遺体が発見された。被害者は、中松誠という広告会社の社員。複数の刺し傷があったことから、捜査一課は怨恨の可能性を視野に捜査を始める。手掛かりは、凶器である刃渡り22センチのハサミと、ハサミの指紋を拭ったとみられる『T』の文字が入ったハンカチ。その現場にひょっこり現れた右京と亘は、いつものようにシレっと捜査に加わる。関係者に聞き込むと、中松は出世争いに負け、閑職に追いやられていたことが判明。容疑者として、ライバルだった同期の男や、中松の巻き添えで左遷された部下の男が浮上してくる。さらに、離婚を望んでいたという妻には、社内の男性との不倫疑惑が。怪しげな関係者たちが浮上してくるいっぽう、神出鬼没の“謎の男”が、捜査の動きを注視していて…!?
出世のライバル、一蓮托生の後輩、不倫妻と交際相手…
次々に浮かんでくる疑惑の人物たち
二転三転の末、明かされる驚がくの真実とは!?
(公式サイトより引用)
・特命係と捜査一課の視点
捜査一課が、オフィスビルの屋上で
死体が発見されたので現場検証へ。
その現場にしれっと登場したのが特命係。
刃物で刺された後があったため、
他殺として捜査開始。
・杉下右京の観察力
「細かいところが気になる僕の悪い癖」
毎回、「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。
1.事件現場に残されてた企画書
くしゃくしゃになって残ってました。
よく見ると、ホッチキスのあとがあるのを発見。
「複数枚あるはずだ」と探します。
2.山村の新聞のスクラップブック
几帳面に毎日しているのに、
事件当日の夕刊だけ抜けているのに気づく。
早退した?それとも定時までいた?
・実際は?
結論から言うと、中松は自殺でした。
「どうせわかりっこない」と呟いていたのは、
彼の亡霊でした。
部長の田川、
後輩の山村、
中松の妻、
3人とも動機があったものの
全員アリバイがあったため決定打に至らず。
出世競争をしてた同期の田川、
巻き込まれて左遷された後輩の山村、
社内の人と不倫してる妻。
それぞれ思惑がありました。
・感想
「どうせわかりっこない」とか
「警察になんかわからない」とか
ずっと否定的な言葉ばかり言ってるのは誰?と
不気味でした。
犯人が
「警察が自分のことを
突き止められるわけがない」と
煽ってるのかと思うくらい。
古畑任三郎形式で、
冒頭で犯人がわかる展開なのかと思いきや、
全く関係なかったのに驚き。
最後に右京が亡霊になった中松に
「自殺を許したくない」
「生きる気持ちが消えても生きるべきです」と
残念そうに話していたのが印象的でした。
残された人間は、
「彼が死んだのは自分のせい?」と
後悔しているように見えました。
以上、ちえでした。
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○あらすじ
繁華街のゴミ置き場で男性の刺殺死体が発見された。被害者の風体から、カタギでないと踏んだ警察は、暴力団絡みの事件を視野に捜査を始める。いっぽう、都内マンションの植え込みで、男性の転落死体が発見された。その映像を動画サイトで見つけた青木は、映像の中に、5年ほど前、特命係が詐欺で逮捕した平井という男が映り込んでいることに気付く。どうやら、刑期を終えた平井は現在、マンションの管理人に収まっているらしい。興味を持った右京と亘は、独自の捜査を開始。そんな中、平井が管理人を務めるマンションに、不審な2人組の男が姿を見せていた。男たちは麻薬の密売人で、1人は平井と面識のある詐欺師。空き部屋を密輸に利用したらしいが、問題の麻薬がマンション内で消えてしまったという。密売人が平井を脅して、ブツを探させようとする中、右京と亘がマンションにやってくる。無関係を装い、必死に取り繕う平井だったが、右京は早くも何かを見抜いている様子で…!?
相次いで起きた刺殺と転落死に繋がりが?
キーマンは右京と渡り合う食えない元詐欺師
知恵者同士の騙し合いが、再び事件を呼ぶ!
・特命係と捜査一課の視点
特命係は、青木から見せられた
マンションの転落死の動画で
見覚えのある詐欺師平井を見てビックリ!
彼が出所していたことを知りました。
捜査一課は、詐欺師の工藤、
運び屋である相川を現行犯逮捕するため、
特命係と協力します。
・杉下右京の観察力
1.住民トラブル
出所して管理人をやっていた平井に
「住民トラブルは?」と質問。
本人から「ない」と言われたものの、
ご近所さんや不動産屋さんに出向いて
「何かあるはずだ」と気づきました。
立地がいいのに家賃が安い理由に
管理人が短期間に何度も変わっていることが判明。
2.桜田成一の車椅子の座布団
娘の美月が車椅子の座布団を直してた時、
成一が座りにくそうにしてたので、
「何か隠してるのでは?」と感づいていました。
さりげなく、
「お手伝いしましょうか?」と言ってるけど、
断られました。
視聴者目線でも「ん?」と引っかかりました。
・実際は?
詐欺師の工藤と
運び屋をやってる相川が
平井を脅して、麻薬を探させます。
桜田の部屋が怪しいと彼らは疑いますが、
肝心の証拠は見つかりません。
2人は、
無料で水道点検をするふりをして探したり、
平井に17時以降
防犯カメラをオフにするように脅したりします。
思い詰めた様子の平井を見て、
右京があることを提案。
桜田親子と捜査一課にも協力を得て、
2人を現行犯逮捕します。
平井は知らなかったため、
ナイフを持った相川相手に
立ち向かい手を負傷しました。
驚かされたのは、
実は美月は実の娘ではなかったことです。
美月はなりすまし屋の梅田真知でした。
別件で警察になりすましていたことが判明。
それを知っていて
親子のふりをしていた成一に、
右京も平井も騙されたのでした。
・感想
最後に美月の父、成一が
一番の食わせものと言われていました。
食わせものは2つ意味がありますが、
表面はさりげなく見せて、
実は油断のならない者に該当すると考えました。
※デジタル大辞泉より。
元詐欺師の平井が素人の桜田美月や
右京たちに騙され、
そんな右京や美月に対して、
親子のふりをして接した成一に騙され…。
だまし騙され合う構図が成立してるのを見て
「何それ!?」と面食らいました。
捜査する人間も、
真意を見抜くのは難しそうと実感。
私自身は騙そうとしても、
表情に出てしまうので、
詐欺師に向いてなさそうです。
以上、ちえでした。
詳しいプロフィールはこちらです。
○あらすじ
右京は、小手鞠の誘いで、氷室聖矢というフラワーアーティストの展覧会を見学する。氷室は、婚約者の女性と仲睦まじい姿を見せていたが、その後、女性が氷室のオフィスで殺されているのが発見される。捜査一課が氷室を疑ういっぽう、右京と亘は、氷室と十年来の仕事仲間だという生花の卸売業者・一之瀬から話を聞く。ところが、取り憑かれたように仕事をする氷室に、聴取を遮られてしまう。小手鞠によると、氷室の前のパートナーは3年前に謎の失踪を遂げていて、氷室が婚約者を失うのは、これで二度目だという。そんな中、氷室が高名な美術評論家の家に押し入る事件を起こす。評論家には、かつて氷室の個展を酷評し、活動に水を差した因縁があったが、「恨まれる筋合いはない」と憤っていた。その頃、逮捕された氷室は、取り乱した様子で、婚約者の失踪と殺害は、「悪魔の仕業だ」とつぶやいていた。
天才アーティストに掛かる連続殺人の疑惑
フィアンセ失踪と殺害は悪魔の仕業!?
美しい花々と過去の事件が特命係を惑わせる!
・特命係と捜査一課の視点
特命係は、事件の鍵となる、
氷室が言ってた悪魔を探すことに。
捜査一課は、失踪している
最初の婚約者、栗原玲子を捜索。
・杉下右京の観察力
「細かいところが気になる僕の悪い癖」
「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。
1.一之瀬の服に付いた花粉
シャツの襟についてた花粉を見て、
花の卸業者と気づきます。
更に、別の日には
ズボンに泥が付いているのを見て、
「今朝は房総半島だけ雨。
花の産地だから、畑に直接行ってきた」と
言い当ててしまいます。
2.氷室の最初の婚約者の写真
最初の婚約者である
栗原玲子との2shot写真を見て
フィンガークロスをしてることに気づきます。
帰国子女と判明。
フィンガークロスは、
「幸運を祈る」という意味を表します。
クロスさせた人差し指と中指を
十字架に見立てています。
一方、
「嘘ついたけど神様許してください」と
いう意味でも使われることもあります。
玲子は失踪したため、
何か目的があるに違いないと推定。
3.氷室が赤坂の料亭で生け花を依頼された。
氷室が花を生けてくれと頼まれ、
やらせてみたら常連さんの評判がよく
任されることに。
他のお店からも依頼が来ました。
一方、今までやってた人はお役御免。
有明流の人間と判明。
有明流の家元である尾崎は
面白く思わないだろう。
氷室の個展や作品を酷評してました。
・ホントにそう?
内田絵理奈の銀行口座に
300万円が2回振り込まれてました。
「誰かに雇われていたのでは?」と推測。
栗原玲子の愛情が偽物なら、
内田絵理奈も…?
家元尾崎には、
子どもにヌードモデルをさせる性癖が
弟子の間で知られてました。
それを利用されて、脅されました。
この3人を動かした人間が悪魔。
尾崎の妻から
「あなた、もう話しておしまいなさいな」と諭され、
真相を話しました。
玲子の取り調べの時に、
10年前の有明流の名簿のある人物を見せて、
「この人です」と指した人物こそが悪魔。
それは…氷室に花を用意してる
一之瀬だったのです。
更に、事件当日、シャツに付いた花粉が
ユリの花であることを右京は気づいてました。
ユリの花は玲子が失踪した時に使われました。
愛する女性の喪失が再び起こると
見越してたとしか思えなかったからです。
・心情
絵理奈は最初は雇われていたが、
予想外に本気で氷室のことを愛するように。
「私は彼と結婚する。幸せにしたい」と
一之瀬にとっては予想外の出来事。
絵理奈を殺しました。
氷室の才能に嫉妬し、
あの手この手使って
氷室の潰れた姿を見たがってた一之瀬。
その一方で、
彼の創作のために花を用意し、管理してるのも彼。
矛盾しているように感じます。
・感想
一之瀬のシャツに付いた花粉や
泥が付いたズボンを見て、
自己紹介の前に卸業者とわかった右京にビックリ!
更に、
氷室に大量のユリの花が必要になることを
予め見越していたことを見破ったのにも驚き。
今回は特に、
右京の観察力に驚かされました。
それもしても
他人の才能に嫉妬した一之瀬の行動が
不可解に感じました。
本当に嫉妬して潰れた姿が見たいなら、
わざわざ花の仕入れや管理をして、
創作活動をやりやすくする必要があるの?と疑問。
一方で尊敬してたのでは?と
矛盾した感情があったのではないかと思います。
○あらすじ
ある日、伊丹(川原和久)のもとに、所轄時代に世話になった黒瀬という先輩刑事が訪ねてくる。現役時代、似顔絵捜査官だった黒瀬は、現在ボランティアで『冥婚絵』を描いているという。冥婚とは、未婚のまま亡くなった人の遺族が、弔いのため仮想の結婚式をあげる風習のこと。黒瀬は数か月前、多岐川という夫婦からの依頼で、13年前に行方不明になったままの、未来という名の娘の冥婚絵を描いたのだが、最近になって、その絵とそっくりの若い女性が、多岐川家にいるのを見たという。しかし、行方不明だった少女が保護されたという報告はなく、伊丹は取り合わなかったが、興味を持った右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は独自の捜査を開始する。そんな中、引きこもりの男性が刺殺される事件が発生。その現場から、なぜか問題の冥婚絵が見つかる。さらに、右京と亘が多岐川家を訪ねると、確かに絵と似た若い女性が、そこにいた。ただ、それは遥香(山本舞香)という親戚の娘で、未来の従姉妹だという。しかし、調べを進めると、思いも寄らない事実が判明して…!?
結びつく13年前の少女失踪と現代の殺人
解明の鍵は、元刑事が描いた冥婚絵!?
家族への思いが意外な真相をあぶり出す!
・特命係と捜査一課の視点
特命係は、黒瀬が持ち込んだ冥婚絵が気になって
調査を始めます。
捜査一課の伊丹は、
始めは未来が保護された報告はないと
黒瀬に伝えました。
その後、殺害現場に黒瀬の冥婚絵があったため
無視できなくなりました。
・杉下右京の観察力
「細かいところが気になる僕の悪い癖」と言いつつ、
「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。
1.警視庁に来た黒瀬
「わざわざ来るんだから、
何かあるに違いない」と気づきました。
未来行方不明の事件、西條の殺害現場、
冥婚絵とそっくりな女性…。
3つの出来事が繋がっていると推測。
2.黒瀬にかかってきた電話
男性の声で
「絵のおかげで自分は
取り返しのつかない事をしたと気づけた。
遺体は山に埋めました」と。
このとき未来は西條に監禁されてて、
殺して逃げ出してきたと仮定。
しかし、それでは矛盾します。
電話の主が西條と仮定しても、
当時高校生の彼が、
1人で山に遺体を埋めるのは難しいと考えました。
「共犯者がいるはずだ」と気づきました。
3.未来の母親は本当に目撃した?
黒瀬の描いた似顔絵も西條の顔写真も
どちらも「知らない」と発言。
未来のランドセルを持った男性を
見かけた母親ですが、
犯人の顔がほとんど見えなかったようです。
黒瀬の書いた似顔絵は、
はっきりした証言がなければ描けないほど
細かく描かれていました。
「捏造?」と気づきました。
・ホントにそう?
当初右京たちは、
「未来のいとこの遥香」と名乗る
冥婚絵にそっくりな女性のことを
生きて帰ってきた未来さんと考えました。
西條の自宅に未来の手袋があったため、
監禁されていて、殺したのでは?と仮定。
しかし、黒瀬にきた電話で矛盾が出ました。
右京が共犯者として疑ったのは、
ピアノ教室の教師である松尾紗月。
当時松尾と西條は男女の中でした。
それを手袋を取りに来た未来に見られてしまい、
追いかけた結果、転落死してしまいました。
2人で山に遺体を埋めました。
自首しようとした西條。
事件の発覚を恐れた松尾に殺されました。
未来は13年前に死んでたわけですが、
いとこの遥香を名乗る女性は一体誰?と疑問。
彼女は、未来でも遥香でもありませんでした。
梶原彩奈というガールズバーで働く女性です。
未来の父親が、娘に似ていたため彩奈に
声をかけたのがきっかけ。
冥婚絵のこと、妻の病気の事を聞き、
同情した彼女は
未来のフリをすることにしました。
・心情
「ずっと騙して胸は傷まなかったのか?」
亘に聞かれる彩奈。
「お母さん本当は気づいているよ。
お父さんの気持ちを汲んでいたんだよ。
ずっと一緒にいたから分かるよ。
本当にいい人達。
私もこんな家に産まれていたら。」
未来のフリだとわかりつつも、
自分が来てから母親の病状が良くなっていました。
作中には触れられていませんが、
未来が山中に埋められていたのを
両親は知らされたのか疑問。
彩奈が未来ではないとわかりそうだけど。
未来の母親は、末期がんで余命3ヶ月。
娘の失踪で
「守ってあげられなかったのは自分の責任」と
責めていました。
ピアノ教師の松尾は、
夫がいる身でありながら、
高校生だった西條と男女の中になります。
「夫がいる、ピアノ教室がある。
失いたくなかった」という松尾に
右京はこう言いました。
「あなたが失いたくなかったもの
それよりも遥かに多くのものを
未来ちゃんと家族が失い、
今も取り戻せずにいます。
その喪失感と絶望感を
あなたは一度でも考えたことがありましたか?」
事件の発覚を恐れたため、
西條を殺しました。
・感想
梶原彩奈=生き残って帰ってきた未来
最後のシーンを見るまでずっと思ってました。
まさか、なりすました従姉妹でも
未来でもなかったことに衝撃。
しかも未来は転落して
当時の時点で死んでたのにも驚きました。
ご両親の気持ちを考えると辛いです。
身近な大人の女性と
自分より年上のお兄ちゃんの
見たらいけないものを見てしまい
ショックを受けただろうなぁと胸が痛いです。
高校生だった西條だって、
人生を狂わせられた被害者。
「一線を越えたらダメでしょ…」と
突っ込みたくなりました。
○あらすじ
元刑事の安岡(小宮孝泰)が、自宅で撲殺されているのが発見された。捜査一課は、刑事時代に逆恨みされた可能性も視野に捜査を始める。しかし、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、安岡が埋蔵金探しの動画をサイトに投稿していたことに注目。事件との繋がりを疑う。手掛かりを求めて発掘現場の赤城山を訪れた右京は、安岡の宝探し仲間である新井(山本龍二)と接触。作業を手伝うという名目で周辺を探り始める。いっぽう、東京に残って背後関係を調べていた亘は、気になる情報を掴む。安岡と新井が発掘していた現場は、すでに不動産会社を営む東堂(目黒祐樹)という男が、大金をつぎ込んで探し回った場所だという。さらに、安岡が警備員として働いていたのは、東堂の会社だったことが判明。しかし、東堂に確かめると、「面識はなかった」と語る。不可解な繋がりに疑念を抱いた亘が、さらに調べると、東堂の長男の妻が3年前に行方不明になっていて、その直後に突然、東堂が発掘中止の指示を出していたことが分かる。
埋蔵金ハンターに加わった右京の狙いは?
単独行動の亘が掴んだ情報に謎を解く鍵が
興味本位のお宝探しが意外な事件をあぶり出す!
・特命係と捜査一課の視点
特命係は、安岡が埋蔵金探しの動画に
出演してることを突き止めました。
捜査一課は、別の方面から捜査。
・杉下右京の観察力
「細かいところが気になる僕の悪い癖」と言いつつ、
「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。
殺された安岡が、埋蔵金発掘の動画に
出演していたことを突き止めます。
捜査一課のメンバーから、
「いろいろ興味があるんですね」と
呆れられるくらいです。
更に、動画のコメントを投稿した
大学の教授のもとを訪ねてます。
もらった写真から、
お地蔵様の位置がズレていることを
突き止めました。
・ホントにそう?
埋蔵金を掘り当てる現場では、
東堂エステートが発掘作業を行っていました。
社長の息子の妻沙耶香が失踪した
3年前にやめてます。
息子はなぜ妻が失踪したかわかりません。
捜索願を届けました。
しかし、その数日後に社長が
「(沙耶香は)男と駆け落ちしたので、
取り下げてほしい」と依頼。
当日その事件に退職前の安岡が関わっていました。
沙耶香は生きてるのか?
・心情
東堂エステート社長の
息子の妻沙耶香は3年前に失踪してます。
浮気相手に手切れ金を渡そうとしたら上手く行かず、
もみ合いになって殺してしまいました。
「東堂家の名誉を守るため」
そんな理由で沙耶香は行方をくらますことに。
幼い息子と会えなくなりました。
自分の犯した罪とはいえ
他人として生きていくこと、
息子に会えなくなること、
どんな気持ちで生きていたんだろう?
いつバレるだろうか?
気の休まる日はなかったのではないかと察しました。
刑事を退職後の安岡は、
埋蔵金発掘のメンバーと待ち合わせた食堂で
従業員として働いている沙耶香を
見つけてしまいました。
沙耶香の義父である社長に
真相を問い正したところ殺されてしまいました。
・感想
埋蔵金発掘の動画チャンネルの
「ここ掘れワンワン」に終始笑いっぱなし。
右京が出てた動画を
他の捜査員が一斉に見ていて、
中園参事官が登場して
「埋蔵金は男のロマン…ってコラ!」と
まるでコントです。
例年なら陣川公平の回が
コミカルなことが多いですが、
今回は違いました。
いくらコミカルでも、相棒なので結末はシビア。
今シーズンは○年前と、
昔の殺人事件が絡むことが多い印象です。
罪を隠して生きていくことと
早く認めて償うこと、
どちらも苦しいけどまだマシなのはどっち?
数々の犯人と対峙した右京の発言から
「罪を認めて償えば、またやり直せる」と
メッセージを感じます。
私も罪を犯した人に対してそう信じたいです。