~第三章 初めての興味 ~
「そういや、お前の名前なんだ?聞いてなかったな。」
・・・めんどくさい。
「原田秦香(はらだ しんか)です。」
「ふーん・・・に合わねぇな」
余計なおせっかいなんだけど。早くここから立ち去りたい。
て、言うか手はなしてっていったのにまだつかんでるし・・・。
いい加減、離してもらいたいんだけど。
「じゃあ秦香行くぞ!。」
ハァ!!!何所につれてく気!
「ちょっ・・・ちょっと!手を離してください!」
・・・・って、ええーガン無視ですかぁー。本当に何所に連れてく気?
「秦香、」
あ、やっと喋った。
「何ですか?それより手を離してください」
「お前、高校生だろ。何でこんな時間・場所にいんだよ」
はい、また無視。
「どうでもいいですから手を離してください。」
と、私が言うと急に止まった。勢い余って片耳ウサギ?にぶつかった。
「どうでも良くねぇ、ちゃんと答えろ。」
「人の話を聞かないで自分の話を聞けってこてとですか?」
あ、私切れ気味だ。
「んだとテメェー。」
うん。片耳ウサギさんも切れ気味・・・、いや切れてる。
「片耳ウサギさんは私を何所に連れて気なんですか、まずはこたえてください。」
続けて私が言った。
「そしてから片耳ウサギさんの質問に答えますから。」
といったら片耳ウサギさんが爆笑していた。・・・・・むかつく!
「何がおかしいんですか?」
聞いても笑っていた。あーイライラする。
「イヤイヤ、わりーわりー。片耳ウサギさんなんて呼ばれたことないから・・・・ククク・・・。」
「私、あなたの名前知りませんから。」
そういえば知らないな。
「あれ?言ってなかったっけ?」
「はい。片耳ウサギって言うことしか知りません。」
「あー・・・うん。教えねぇ。」
イラってくる。なぜかむしょうにイライラする。
「何で教えてくれないんですか?」
「何?秦香俺に興味出てきたの?」
確かに興味がないって言えば嘘になるけど、なんとなく知りたいだけ。
「別に、それより教えてください。」
「照れるな、照れるな。」
「・・・・照れてないです。」
「可愛くねーな。まあいい、俺の名前知りたいんだろ?」
「はい。」
というとフ・・・・・と笑った。
「俺の名前は・・・・・・・。」
「はい。」
「・・・・・やっぱ教えねぇ!」
言うとまたどこかへ歩き出した。もちろんの事私の手を引いて。
「何所行くんですか?」
ときいても無視なわけで、・・・・あっと思えば私この人に関わりまくってるし。
それに少し興味がでてきたかも。初めてかも知れないな。
と、私が思っているとまた止まって私のほうへ振り返った。
そして私に近づき耳元でささやいた。
「俺の名前は・・・・杉野仁だ。忘れんなよ、秦香。」
といって妖艶な笑みを浮かべた。
その美しすぎる顔に心がなぜかドキッとした。
第三章 終