こんにちは、Uicorori ですバイバイ



文化の違い
日本国内だって、方言や風習が都道府県で違うように
日本とカナダも、やっぱり何やかんや違うものですニコ



カナダで出産を決意した後待っていたのは、良くも悪くも文化の違い。


とはいえ、日本で出産経験のないあたしは、母や姉、友人から聞いた日本のマタニティライフや、日本の書店で購入した妊娠についての本が知識となってます。
⚠︎長くなるし、日本の場合はみなさん知ってる方も多いと思うので日本ではどうか?は割愛します


あと、リアルな内容も書いてるので、あまり気持ちが乗らない方は読まないでくださいお願いあせる



まず妊娠検査薬で陽性反応が出た場合
カナダでは、ファミリードクター又はウォークインクリニックでの受診で正確な検査を受けます。
とは言え、あたしがその時クリニックで受けた検査は尿検査なので、市販の妊娠検査薬となんら変わらない気もしましたが…
あたしの場合、クリニックに行った前日に1度 検査薬して陽性が確認され、その後の受診だったのでクリニックでの検査は1度だけでした。
もししていなかった場合、2回するみたいです。


10分ほどしてドクターから呼ばれ、
陰性陽性の発表をされる前に質問されたのが
特定のパートナーはいるか?
子供を望んでいるか?
でした。
それを聞くのは、喜ばしいのかそうではないのか…望まない妊娠もあるからなのかな?

そしてその後、妊娠している事を告げられました。
今まで何度か生理が遅れるたびに期待して、陰性反応にがっかりしていたので信じられない気持ちと嬉しい気持ちが沸きました。



妊娠が判明すると
ドクターから誰に赤ちゃんを取り上げて欲しいか聞かれます。
この時は
ファミリードクター(もしいれば)
ミッドワイフ(助産師さん、産婆さんのこと)
産科医(総合病院などの医師)
が選択肢として出されました。
これは次回の受診の時までにパートナーと話して決めておくよう言われました。
そして、もし飲んでいないなら葉酸サプリを薬局で必ず買って帰って飲み始めてねとも言われました。

次に血液検査とウルトラサウンド(エコー検査)の予約を取るよう言われます。
カナダでは、各検査は各専門家の在職している場所に行く必要があります。
まとめて受けれないのが難点笑い泣き
そしてその結果は、またこのクリニックに届けられます。
正直、このウルトラサウンドで赤ちゃんの姿が確認出来るまでは自分自身、本当に妊娠しているのか疑っていました。
ただのウンチの塊だったらどうしよう…とかえーんおいで

ウルトラサウンドを受けた際も、予約しているにも関わらず、平気で1時間くらい待たされるので、検査の為水をたらふく飲んで貯めている膀胱は悲鳴をあげてたな…チーン 調子乗って飲みすぎるんじゃなかったーって笑




カナダで妊娠を正式に認めてくれるのは9週目以降だったかな?
けど、母子手帳とかはありません。
初めてウルトラサウンドを受けた時、まだ8週目だったので、後日また受けに行かされました。この頃少しずつ悪阻も始まっていたのでわざわざ行くのが面倒くさい気持ちと、また見れるという楽しみな気持ちの間にいたのを覚えてます。
この時の検査でも、器具は自分でお股に挿入するよう言われました。もちろん器具を入れた後はきちんと専門家さんがチェックしてくれます。



そしてまた血液検査
妊娠初期は2回受けに行きました。
母体の検査(病院で妊娠発覚後すぐ)と、赤ちゃんに障害などがないかの遺伝子検査(13週目)。


この時母体の血液検査で調べるのは
鉄分
甲状腺
HIV 
血液型
だったかな?これらは必須。


赤ちゃんの遺伝子検査で調べるのは
2種類どちらかを選択

SIPSという政府が無料提供してる検査
ダウン症
トミソリー18
Open Neural Tube Defects (ONTDs)
の有無を確認出来るテスト

もしくは

NIPT(ハーモニーテスト)という、より精度の高い検査 
こっちは個人で$500(約5万円)支払う必要があるけど、SIPSの結果の精度が約70%くらいに比べてNIPTは99%以上の確率で遺伝子異常などがもっと他種細かく確認出来ます。そして性別も分っちゃう!


結果
SIPSにしました。


Search Results

Featured snippet from the web

この頃あたし達はミッドワイフに取り上げてもらう決断をしていたので、この血液検査と2回目のウルトラサウンドの結果はミッドワイフのクリニックに送られていました。

ミッドワイフクリニック(助産院)へ受診したい場合
バンクーバーではsouth community birth program というミッドワイフクリニックがあり、そこの専用サイトで必要事項を入力して申し込みをしました。
(カルガリーでは名前忘れちゃったけど、AB州が運営するミッドワイフの総合サイトで空きのあるクリニックを探す必要があるそうです)


この時点で妊娠15週、4ヶ月目を迎えて
ウォークインクリニック2回
ミッドワイフクリニック1回
血液検査2回
ウルトラサウンド2回
の受診をしました。



そしてバンクーバーからカルガリーへ引越しUFO




感謝したいのが、バンクーバーで通っていたミッドワイフクリニックから、カルガリーのミッドワイフクリニックへ紹介状を出してくれた事。
実際通うことになったクリニックはカルガリーから車で高速を30分ほど北走った隣町なんだけど、
カルガリーはバンクーバーに比べて ミッドワイフクリニックが需要に追いついていないらしく、総合サイトで申し込みをした後も、自分で志願して通うことはかなり難しいと聞いていた。なのでみんな総合病院に通うらしい。
狭き門だな滝汗

カナダは国土面積が広いため、州が変わると法律なんかも変わるので、結構大変あせる
切り替えを助けてくれる事は稀なのです!キラキラ



引越しをしてちょうど1週間経過した頃、13週目で受けた赤ちゃんの検査結果が電話で報告されました。
この時、我が子にはダウン症の疑いがあると告げられました。
けど、可能性は0.7%で、これは30歳を過ぎた女性が妊娠した場合確率的に出るだけだから心配ないとは思うけど…念のため再検査をして欲しいって言うミッドワイフ。

いやいや、0.7%でも可能性ゼロじゃないじゃんって、言われた瞬間から頭は真っ白。
あたしのせいで…とか
夫は何を思って何て言うのかな…とか
家族は受け入れてくれるのかな…とか
たくさん考えたし、何かわけわかんなくてたくさん泣きました。

頭の中は大パニックで電話で何て言われたか きちんと覚えてないけど、
バンクーバーのあるBC州では再検査の場合のNIPT(ハーモニーテスト)は保険適応になるため(本来$500のやつ)、バンクーバーに検査を受けに戻ってこないか?という内容でした。
カルガリーがあるAB州は、再検査でも精密検査は保険適応外となるため、もしかしたら有料の可能性があると言われました。
その費用は、やっぱり$500。あたしには高いな…
更に言えばBC州もAB州も保険料は州が負担してくれているので、実質無料。だから余計に高く感じるゲロー


そしてもう一つ、SIPSより精度の高い100%結果判別できる方法として、お腹に針を刺して直接羊水から検査することも出来ると言われました。
けど、これはすぐに却下。
だって、あたしが痛いだけならいいけど、この検査は赤ちゃんにも負担がかかるらしく、もし万が一赤ちゃんがストレスに耐えられなかったり、そこから感染症にかかったら、そのまま流産の可能性も視野に入れなければならないって言われたんだもん。あたしはダウン症の子が産みたくないわけじゃなかったし、流産になるくらいなら、検査なんてしなくてもいい!とにかくどんな子だろうがこの子を守りたいって思ったんだよね。



バンクーバーとカルガリーは片道車で約12時間、東京から九州ほどの距離離れてる。再検査が無料とはいえ、バンクーバー行って帰るにもお金かかるし…さすがにすぐに行く決断が出来ず困りました。
幸い、確認してもらったところ まだあたしの健康保険はBC州のものだったので(引越してから3ヶ月間は有効)、BCの保険を適応してカルガリーで検査を受けることが出来ました。
結果は最短で2週間後とのこと。


アメリカの試験所へ送られるこの血液検査は、結局コロナの影響もありつつ時間がかかり、結果が届いたのは4週間ほど経ってからでした。


再検査を受けて欲しいと電話をもらった頃はクヨクヨ考えてばかりいたんだけど、それから1ヶ月半くらい経ったこの頃になると、結果が気になる一方で、夫を差し置き?誰に反対されてもこの子を守り抜こう。絶対何が何でも産み育てるんだって気持ちが強くなっていきました。
あたしの中で”下ろす”という決断は、自然と1度も考えてなかった。
もちろん下ろすことが悪いとも思ってない。人それぞれの価値観や育てなければならない環境があるから、決断としてどれも間違いは無いと思う。

夫はというと、
結果が分かるまでは分からないんだから、とりあえず検査しよう。まずはそれからじゃない?
としか言わなかった人。はあ⁈ 他に言葉は無いんか!何て無責任なやつ!ゲローむかっって思った時もあったけど…後で聞いたら、どんな結果にしろ会いたいって気持ちだったみたい。なんだ、あたしと同じ事を考えてたらしい。
ただ、真剣に受け止めたかったからこそ、何とかなるとか、大丈夫、心配いらないって簡単に言えなかったと言われて、彼なりに背負うモノがあったんだなあって感じた。ありがとデレデレ


本来なら定期検診出来るはずのミッドワイフクリニックも、この頃にはコロナのピークを迎えていたので通院出来ず…zoom or 電話での検診が続き、カルガリーのミッドワイフに会えたのも6月末のこと。


それでもありがたいのは文明の進化!
もしzoomがなかったら?もしインターネット回線がなかったら?電話できなかったら?メールのやり取りも出来なかったら?
きっと感染を恐れて受診出来ていなかったか、感染のリスクを持って受診しなければならなかったよね…今以上に不安がかなり募ってたと思う!
ありがとう、文明!キラキラキラキラキラキラ





今日のカルガリーは雨。
気温も急にぐんと下がりだしたし、秋を迎える前にもうすぐ冬を迎えそう⛄️
去年は9月1日に初雪降ったんだってあせる 今年の5月はまだ雪あったし、カルガリー夏短すぎじゃない⁈チーンハッ


どうかみなさん体に気をつけて今日も1日有意義な日になりますように!!


Uicorori でしたお願い


文化の違い 妊娠中期編へつづく〜