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昨日の第三章は、ジョブとワークの違いを知り、ジョブの(お金を稼ぐ)ために、ワーク(起業の準備)をしっかりやろう!というお話でした。

起業の準備、私は4年かかってますけど、そもそも準備のやり方が間違っていたり、準備とは呼べないものばかりだったり。本を読んでてそのことに気づきました。

うん。だからこの本「起業する前に読む本」って書いてあるでしょ!ってロバートさんに言われているような気分。

さて今日は第四章「実社会での頭のよさと学校での頭のよさ」をみていきます。

ロバートさんは、金持ち父さんからセールスのスキルを身につけることを勧められ、IBM社とゼロックス社の仕事に応募しました。しかし、ゼロックス社での最後の面接で不採用と言われました。5回目の面接まではクリアしてるのに。

なぜか?ロバートさんはどうしても理由が聞きたくて、面接官の所長さんに質問してみました。返ってきた答えは「うちはMBA(経営学修士号)を持った人間しか雇わない」でした。

つまり学校でお勉強をしっかりして、試験で良い成績をとるために頑張った人しか雇わないっていうことなんですね。

でもロバートさん、そこで「はあ、そうですか」とはならず、演説!
学位とセールスとどう関係があるのか?自分が海兵隊員として戦場に出て、いかに現場でリーダーシップをとっていたかということを説明したんです。つまり、自分がいかに現場で経験を積んできたか、MBAを持っていなくても今後自分がどのような戦力になるのを所長さんに説明したんですよね。

そしたらなんと!採用になっちゃった!

まあ実際は入社後2年間は、営業成績ビリだったらしいですけど、そこはロバートさん、金持ち父さんのアドバイスをもらいに行き、アドバイスを参考に第三章にあったワーク(宿題)をやったところ、3年目4年目の営業成績はトップに躍り出たそうです。

金持ち父さんは、ロバートさんにビジネスについて教えてくれる4つのビジネススクールがあるということと、学校での頭のよさも実社会での頭のよさも両方大事だと説明しています。

4つのビジネススクールとは、
ひとつめは、MBAなどが取れる伝統的なスクール、
ふたつめは、金持ち父さんなど身近な人が教えてくれるスクール
みっつめは、社内研修などの企業内ビジネススクール
よっつめは、上の3つから離れて実際の現場で学んで行くこと。

この4つのスクールで学ぶ内容は、実は第三章に出てきた「ビジネスを築くために役立つ5つのスキル」を身につけることにつながっているのだそう。

5つのスキルとはこれ

製品
法律
システム
コミュニケーション
キャッシュフロー

法律やキャッシュフローのところは、弁護士や税理士や会計士など、学校で訓練を受けることが必要だとロバートさんは言っています。

うん、確かに。

コミュニケーション(セールス)については、ロバートさんはゼロックス社で働いていた時代に実社会で学んでいますね。

ロバートさんの場合、運良く4つのスクールに行くことができたと言っていますが、実際はMBAを取る前に、方向性の違いに気づきやめてしまったそうです。その代わり、法律関係やキャッシュフローの分野についてはチームを作るという方法で乗り切ってこられたようです。

私も確かに、いまから大学行って経学を学ぶなんて頭が足りないし、向いてない。

そう!全部やろうとすると結局全部中途半端になっちゃうなんてことも書いてあったので、自分の得意分野を伸ばして(ロバートさんの場合は実社会でセールスを鍛えた)、苦手な分野は得意な人にお願いすればいいってことですね!

ひとりで起業しようと思うと、全部自分でやらなくちゃって思いがちですよね。
でも、自分で自分の苦手をちゃんと分析して、たとえばパソコン苦手とか、お金の計算とか、営業とか・・・そういうのを「ここはあの人に任せよう!」ってやってしまった方がいいってことなのかもしれませんね。

明日は第5章「お金がものを言う」をブックレビューしまーす。