また仕事を辞めてしまったんだ。
口座に入金がなかった。
うかがえなかった。
少し前から「もう嫌だ」を
しきりに繰り返していたが
「入金がこれしかなかったけれど」と
訊ねると「そうなんだよ」。
いつもこうだ。仕事が
口座に入金がなかった。
正確には一部分のみの
入金だったのだが、愕然とした。
そう言えば、今月は
仕事をしている様子がうかがえなかった。
少し前から「もう嫌だ」を
しきりに繰り返していたが
このご時世に
かなりの収益のある
取引きだったものを
辞めるとは!「入金がこれしかなかったけれど」と
訊ねると「そうなんだよ」。
いつもこうだ。仕事が
途切れても言わないのだ。
契約が完了して終わったとしても
嫌になったり、先方と
揉めて終了しても。
せめて入金日にもう入って来ないと
知らせておいてくれたら
それなりに切り詰め始めることが
できたのに。
この後の諸々の引き落としを
どうしたらよいのか。
終わる前に次の仕事を
得ておかなければ
収入がゼロになるというのに
よく平気で遊んでいられると思う。
これは今始まったことではないから
もう慣れたとはいえ
お金がない苦労は辛い。
その上に、この辛さを
一人で耐えなければならないのだ。
この怒りや不安を一人で
抱えるしかないのだ。
夫には、この苦悩を
分かち合う度量も
強いメンタルも無い。
「お金がない」は言えない。
言っても喚き散らすだけだ。
ヒーヒー泣き真似をして騒ぐ。
「俺だって頑張っているんだ」
「これ以上どうすればいいんだよ」
その通りではあるが
生活していかないとならないのだから
一緒に対処して欲しいではないか。
そうしてもらったことは一度もない。
今回も見入りの良い仕事だったから
もっと我慢して続けてくれたなら。
「みんなして俺をいじめる」が口癖の
常にネガティヴで
人を尊敬したり好きになったりしない
欠陥人間。
姑がそういう人だった。
人に対して文句や批判ばかり言っていた。
夫は生まれた時から
そういうものを肉に入れながら
育ったのだ。
気の毒なことに夫は
姑の子育ての被害者だ。
これでは誰からも愛されない。
人を愛さなければ
愛を返してはもらえないのだ。
私も、もうとうの昔に
愛想は尽きている。
