旭町から勇払へ。
同じ苫小牧市内と言っても、少し距離があります。

着いたのは、勇払ふるさと公園。

蝦夷地開拓移住隊士のお墓。

わかる限りの名前や身分、死亡年月日が墓石の下に彫られているのがすごい!


勇武津資料館。

八王子千人同心移住200年記念として、2001年にオープンしました。

幕末の勇武津会所がモデルとなっているそうです。

館内には、前回書いた梅女伝説の資料や、生活用品が展示されています。

囲炉裏。これだけだと蝦夷地の冬はムリー。

刀には、どうしても目がいく v(・∀・*)

資料館を出て、公園の奥に向かって歩いて行くと

開拓史三角測量勇払基点。

明治6年、三角測量法による地図の作成が開始されました。
※1700年代の日本地図に蝦夷地は載ってません。華麗にスルーされてます(笑)

まず最初に、勇払と鵡川の両基点に標石を建て、測量に入りました。

その標石が、こちら。
地図作成のはじまりは、ここから。

残念ながら、鵡川の標石はまだ見つかっていません。

こちらも標石

ただし、こちらは復元された亀田郡大野町の「函館助基線の標石」です。

苫小牧市勇払は、今まで「工場がたくさんある」というイメージだけでしたが、日本で最初の三角測量の基点となった場所だったんですね。

北海道に住んでいても、知らない歴史がまだまだいっぱいあります。