フィブラストスプレーを処方されて、これはおかしい、これは間違っていると思い、転院を決意しました。
ネットで必死になって湿潤療法を行っている病院を探しました。
すると私が住んでいるところから高速で45分程度の場所に、湿潤療法を行っている総合病院を見つけることができました。
すぐに予約をとり診察してもらうことになりました。
ただ休診日があったりで、予約日が三日後と少し日にちがありました。
私はすぐに湿潤療法に切り替えたかったので、ネットで湿潤療法の被覆材を注文して自己流で患部に当てることにしました。
ちなみにその時に使った被覆材がこちら。
プラスモイストといわれる被覆材です。
ガーゼとは違い滲出液を乾燥させず、傷口にくっついたりしません。
一定の湿度を保つことで免疫が最大に働き、傷がどんどん治ってくれます。
ぬるま湯で患部を洗い、ワセリンを塗り被覆材を当てるだけ。
1日に一度交換しました。
そして湿潤療法に切り替えて1日たった時。
交換のために被覆材を外してみると、めちゃくちゃ良くなっていたんです…!
素人目に見ても一発でわかるくらい、たった一晩でとても良くなっていました。
そして驚いたのが、膝の火傷。
一週間ゲーベンクリームを塗っても全く変化のなかったIII度熱傷の火傷です。
壊死した白い部分が、洗っている時にぼろっと自然にとれたのです!!
そして下から新しい肉芽が形成されていたのです。
たった1日。
ものすごいスピードです。
湿潤療法すごい…
ゲーベンクリームくそだな…
こんなに違うなら全ての医療機関で湿潤療法取り入れればいいのに…
てゆうかこんなに治癒スピードが違うのに取り入れようとしないって病院としてどうなの?
怠慢じゃない?
そんなことを夫と話しながら被覆材を交換したのを覚えています。
本当に!!!
全然違うんですよ!!!
写真が有れば説得力が1番あるのですが、娘の火傷にショックを受けまくっていたので残念ながら写真はありません。ごめんなさい🙏
撮っときゃ良かった…
自分が火傷してたら間違いなく撮っていたと思うのですが、眠れないほどショックだったのでそんな気持ちにもなりませんでした。
そして、順調に回復しながら診察日を迎えました。たしかこの段階で16日くらいたっていたと思います。
娘の火傷を見ながら医者がいました。
「何で火傷した?」
焚き火です…
「やっぱりね、熱湯じゃないと思った。結構重たい火傷だね。」
ですよね…どれくらいで治りますかね?
「うーん、そうだなぁ…もう既に上皮してるところもあるね。この部分はいいよ。でも膝と左手の一部が結構深いからね…なかなか時間がかかると思う。1か月くらいはかかるかもしれんなぁ」
そうですか…
ショックを受けつつも、新しい被覆材に変えてもらえました。
もちろん湿潤療法の被覆材です。
ワセリンは塗らずに覆ってもらいました。
処置は本当にシンプル。素人でも全然できます。
そして3日後にまた診察してもらうことになりました。
それまでなんと被覆材は交換なしです。
毎日交換するものと思っていましたが、もう浸出液もだいぶ減ってきているので3日後で大丈夫との事でその日は帰りました。
2日目あたりから独特な匂いがし始めて、ちょっと心配になりましたが次の診察日を迎えました。
看護師に呼ばれて処置室に入ると、前回診察してくれたドクターと前回にはいなかったボスっぽいドクターがやってきました。
被覆材を外して傷口を確認してみると、驚くべきことにほとんど上皮していたのです。
私たちが想像したスピードをはるかに上回る治癒力で、火傷が良くなっていました。
1か月かかるかもと言われていたのに、三日後にほぼほぼ良くなっている…
この子の免疫力すごい…
前回診察してくれたドクターも同じことを思ったようで
「おお!ようなってるなあ!!」
と言っていました。
そしてボスドクターが傷口を見ていいました。
「まぁ結構ひどい火傷だったみたいだけどもうほとんど良くなってるよ。非常に状態は良いですよ。この匂いも問題ないからね。ただ手のひらの真ん中のところと人差し指のところ。ここがあと少しかな。ここだけ巻いておこうか。あ、爪切ってね。あと心配なのはね、拘縮かなー。今のところ大丈夫だけどもしかしたら今後出てくるかも。
拘縮が出た場合、○○病院に行ってもらって手術になるかな。もうほとんど治ってるから○○病院に戻った方がいいと思うよ。」
○○病院とは最初通っていたフィブラストスプレーを処方してきた病院です。(以下、フィブラスト病院)
この辺りではフィブラスト病院は一番大きい病院で、私が住んでいる都道府県の中で上位3位に入るくらいデカい病院です。
今回診察してもらった病院にはフィブラスト病院から転院したことは伝えてありました。
でも今後拘縮が出た場合は手術が必要になるし、そうなった場合フィブラスト病院のお世話になるから、経過観察も必要になるし、フィブラスト病院にお戻り〜ってことみたいでした。
フィブラスト病院の機嫌損ねない方がいいと思うよ、そんなことも言ってましたね。
そんな感じで処置をすませ、この病院の通院は終わり、フィブラスト病院に舞い戻ることになりました。
改めて、湿潤療法すげえ!!って思いましたね。
娘の回復力に本当にびっくりしました。
でもこれだけ早く回復出来たのは栄養療法のおかげだと思います。
娘には火傷になる以前から、プロテインを飲ませたり、ビタミンミネラルのサプリを食べさせたりしていました。
火傷を少しでも早く治すためには、絶対にタンパク質ビタミンミネラル、それらの栄養素が多量に必要になってくるだろうと思い、火傷を負ってからは特にたくさん与えていました。
娘は現在2歳で体重が12キロくらいなのですが、タンパク質は1日35gくらい摂らせていました。
ここまで早く回復出来たのは湿潤療法と栄養療法のダブルで固めたからだと思っています。
今まで散々アトピーの人に対して栄養療法のことを書いてきましたが、火傷の人も絶対に栄養療法をやった方がいいです!!
プロテイン飲みましょう!!
長くなったので、次回は娘にどんなプロテインやサプリ、食事を与えていたか書いていきたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました😊