今日は3月23日。午後8時を過ぎた今からニューヨークは

外出禁止令が発動された。

 

ほんの10日前にはカフェでまどろみ、アイスコーヒー飲みながら

読書を楽しんでいたのに。

 

3月初めにNY州1人目の感染者が出た。

NY州ロチェスターに住む弁護士で毎日電車でマンハッタンの事務所まで通勤していた。

ロチェスターの学校は休校になった。

この地域には日系企業の駐在員家族が多く住み、同じように電車に乗りマンハッタンまで

通勤しているので、その地域に住む日本人は怖がっていた。

それでもニューヨークシティーは普通に、いつも通りに機能していた。

 

それが俄かに変わってきたのは3月13日にトランプ大統領が「国家非常事態」を

宣言してから。

 

先ず私立校やチャータースクールが閉鎖(リモート授業)に移行した。

公立校はというと、学校がセーフティーネットになっている子供がたくさんいる。

子供を養うために仕事をどうしても休めない低所得者層の親たちがいる。彼らのためにも

公立校は閉鎖しないとNY市長は言った。

しかし感染者が増え始めたため2日後の15日に16日(月)からの学校閉鎖を決めた。

 

週開けて16日(月)この日から自宅勤務に切り替えた人が増え、街は静かになり始めたけれど

まだ出勤する人もいるし、レストラン等も普通に営業していた。

 

そして17日(火)レストランはデリバリーとテイクアウトのみの営業になり、映画館や劇場等の

娯楽施設は完全に閉鎖された。

そして市長から48時間以内に外出禁止令を出すかもしれないから準備するようにとの

アナウンスがあった。(この時は州知事が反対し結局発動されなかった)

この日、多くのレストランスタッフや劇場スタッフ等が解雇され職を失った。一晩で1000人以上だと思う。

 

そして18日出勤時の地下鉄の車内にも街中にも人影はまばら。。

これはヤバいと思い行ったスーパーにはお茶すらも無かった(今は在庫十分にある)

 

そして私は翌19日(木)からの自宅待機を言われた。

世の中の全ての仕事が自宅勤務できるわけではない。。自宅待機、、それは収入元が絶たれたという事。

一気に不安の海の中に投げ出されてしまった。

いつまでこの状態?

家賃どうする?

全然落ち着けない。。

 

20日(金)州知事がすべての非・必須営業活動(non-essential business activities)停止を命令した。

事実上の外出禁止だ。

- 食料品や公共交通は営業続行

- 命令違反企業には罰金・強制閉鎖

- 市民が個人でエクササイズの為に散歩するのはOK

 

そして本日23日(日)発動

 

毎日目まぐるしく変わる状況にアップアップしてしまいついて行けないのが本音。

 

NY州知事と市長は頑張っている。

こんな状況にさせたことを詫び、経済破綻を起こしかけている、又はすでに破綻した

ニューヨーカーの救済措置が日々決まっていく。

 

* 今後家賃滞納した借家人の退去手続きを90日間しない。

(NY州議員には家賃の一時見送りを決議するように働きかけている人もいる。)

 

* 小規模企業を守るため、 

(1) 従業員100人以下の企業で25%以上の損失があった場合、利子0%で$75,000までのローン 

(2) 従業員5人以下の企業には従業員保持のため40%のpayroll costs(人件費)補助

 

* 18歳以下の全ての子ども達に朝、昼、夕食を無料配布

* リモート授業で使うデバイスが無い家庭の子供に1人1台iPadを無料貸し出し 等

 

いつまで続くかわからないこの事態に、これだけではサバイブ出来ない人も出てくる。

私も蓄えが無くなった時点でアウトだ。

これからも救済措置が発表されることを祈るばかり。。

 

これからどうなるのだろう。。。

最初の一週間はどうにかサバイブした。(物質的にというより精神的に)

散歩は出来るので気分転換が出来るのが嬉しい。

 

 

早い収束を祈っています。。

 

続く