昨日11月11日はVeterans Dayでした。日本語では「退役軍人の日」と言うのかな。
元々は、第一次世界大戦を終結させた休戦条約の締結記念日で「リメンバラスデー」を祝っていたのが、その後アメリカ合衆国では「ベテランズデー」となって、退役軍人を讃える日になった。
そして、この日は退役軍人、現役、そして未来の軍人達が五番街を26丁目から52丁目までパレードする。
そして今回初めてパレードに参加させてもらいました。沖縄のジュゴンちゃんを守れ!沖縄に基地は要らない!と毎週在ニューヨーク日本総領事館前でスタンディングをしている友人達がVeterans For Peaceと共に歩くと聞いたので交ぜてもらったのです。
さて皆さんは「Veterans For Peace (平和を求める復員軍人の会)」をご存知ですか?
彼ら退役軍人達は、戦地で人を殺めたかもしれない。傷つけたかもしれない。傷つけられたかもしれない。殺されそうになったかもしれない。
そういう経験をしてきた人達だからこそ叫べる「No More WAR!」「Peace!」は、とても説得力がある。
さて集合場所に行ってみると、そこはビルに挟まれた日陰だった。まさか1時間半もそこで待つとはその時は思うはずもなく、、、出発前にすっかり凍えた笑
そろそろ出発です。VFPの旗がカッコいい。一緒に歩けることが嬉しくて。
それを持つのは、ヴェトナム戦争からの退役軍人で沖縄にも駐留していた方。「沖縄が好きだ。」と言ってくれた。
このパレードにはたくさんの団体が参加している。殆どがピシッとした制服に身を包んでいる。退役軍人然り、明日何処へ送られるかわからない現役軍人然り。そして小さい子ども達も。愛国心を植え付けるためか、、、
そしてそれを見ている沿道の人たちは、
彼らに「ありがとう!アメリカを守ってくれて!」と星条旗を振りながら叫んでいる。
その中にあってのVFPは、ある意味異端児的存在だったと思う。
何故なら、パレードに参加している団体の中で唯一「NO MORE WAR」と反戦と平和を声高々叫んでいたのだから。
アメリカは国民を守る為に戦争をしているんじゃない。
他国の問題に勝手に首を突っ込み、アメリカの正義を相手に押し付け果ては武力行使だ。
しなくてもいいのに何故?それは金儲けしたいから。戦争しないと軍需産業干上がっちゃう。
アメリカを守ってくれてありがとう、、戦場はアメリカから遠く離れている。犠牲になるのは戦場にいる人。それは戦っている兵士を含め、普通に生活している普通の子供から大人まで。
戦場では皆逃げ回っている。同じ頃アメリカでは日々の営みが笑顔と共に続いている。
PEACE PEACE PEACE
NO MORE WAR
NO MORE WAR