
待ちに待ったデート当日。楽しみにするあまりろくに眠れもせず、それでも早起きして身支度に気合を入れていたのも束の間、ウキウキを打ち砕く「ドタキャン」の知らせ。その理由は仕事や急用でもなく体調不良。昨日まで元気だったのに今日になって体調を崩すなんて……。
いくら体調不良とはいえ、突然のキャンセルに戸惑うのも事実。ですが、相手の体調不良時は二人の恋の行方を左右する分岐点でもあるので、感情のままに振る舞うのは大変危険です。
本音を言ってしまえば、相手を心配する気持ちはあってもガッカリするものです。場合によってはイライラする事もあるでしょうし、相手の言い方次第では不満が爆発してしまう事もあるでしょう。ですが、相手も少なからず「申し訳ない」という気持ちがあってキャンセルの連絡をしているはずです。
しかしここで最も大切なのは、デートをキャンセルするほどの体調不良時は気分的にも参っている事が多い、という事です。
病中病後の苦痛から気分的に参っている時は、いつも以上に神経が過敏になっていたり、人の本質(本性)を客観視している場合があります。そのため、ドタキャンでガッカリした感情ばかりを表現してしまうと、相手に「自分の事しか考えないワガママで勝手な人」と強く印象づけてしまったり、幻滅されてしまう可能性が高いのです。
前の項目の延長のようなものですが、自分本位に相手を動かそうとする行為は、苦しい状況にある人から見ると「ただの横暴」です。愛情の裏返しだと頭では分かっていても、本当に思い遣りがある人ならこんな無理を言わないと考えます。熱に浮かされメールを返すのも精一杯な場合は、このような横暴にウンザリしてしまう事でしょう。
もしかすると、本当は仮病かも知れません。急な用事が入ったのかも知れません。他の異性と約束をしたのかも知れません。仮にそうであったとしても恋愛においては、自分から「体調が悪い」と申し出た相手に対し疑いをかける行為はマイナスにしか働かないという事を覚えておいてください。
万が一ですが、相手の心があなたと他の異性との間でどちらに決めるか迷っていた場合、なおかつ仮病でも嘘でもなく本当に具合が悪かった場合には、「性格悪いな」「こんな窮屈な人とは一緒にいたくない」と判断されてしまいます。
相手の迷いを断ち切った結果として「実は他に好きな人が」とカミングアウトされてしまう事もあり得ますので、白黒つけて別れる覚悟のある方以外にはオススメできません。
男性や年上彼女に多いのがこのパターンです。言っている事は間違っていません。社会人ともなれば体調管理も仕事のうち、体調不良が理由にならない場面はいくらでもあります。自分が休む事によって迷惑を被る人がいるのも事実です。しかし、それを相手の体調不良時にまで持ち出してしまうと印象は最悪です。
多くの人は恋愛において、社会的に優秀な人材を求めているわけではありません。もちろん優秀であるに越した事はありませんし、最低限の常識やマナー、社会的地位などが交際の条件として挙げられる事はあるかも知れませんが、そればかりで選ぶ人は稀です。
ほとんどの人は相手に思い遣りや包容力を求め、社会的な評価には(よほど悪くない限り)それほどこだわりません。
日頃からそういった対応の人であれば問題は無いかと思います。しかし、会っている時は親切でも都合が悪くなると途端に素っ気なくなる人は、精神的に未熟な子供っぽい印象を持たれたり、病人を見舞う気持ちの無い冷たい人だと思われてしまいます。
ドタキャンに腹を立てて素っ気ない返事をしたとして、相手はそれに対して申し訳なく感じるどころか「この人ってこういう性格だったんだ」と冷めてしまう事の方が多いので気を付けましょう。
言葉の受け取り方は人それぞれなので一概には言えませんが、せめて相手の病状を見舞う言葉はかけてあげたいところです。そして、元気になってからもう一度約束をすれば良いという事を伝え、余計な心配を取り除いてゆっくり休ませてあげましょう。
互いの家を行き来する仲なら、短時間で済ませる事を伝えた上で、差し入れを兼ねた軽いお見舞いを申し出るのも良いかと思います。
人によっては突然の来客に対応できる状態でなかったり(部屋が片付いていないなど)、女性の場合はスッピンや部屋着を見せたくないなど色々な事情がありますので、もしも断られた場合には「必要になったらいつでも呼んでね」と伝え、しつこくしないように気を付けましょう。
可能であれば(相手が答えられる状態なら)、あらかじめ欲しい物や症状、食欲の有無を聞いておきましょう。
食欲がありそうなら、簡単に食べられるものを2食分ほど用意してあげると良いかも知れません。病状によってはご飯類や肉類、フルーツなどを受け付けなかったりしますので気を付けましょう。
栄養ドリンクや冷却シート、トローチや飲み薬などの類も必要であれば差し入れてあげましょう。薬局で薬剤師さんに相談すると色々と教えてもらえます。
漫画を読む人には、コンビニなどで売られている読み切りの漫画などを差し入れても喜ばれるでしょう。自分では選ばないような漫画も、時には新鮮で楽しめるものです。
必要なものを差し入れて、身の回りの世話(家事や食事、マッサージなど)を済ませたら、あまり長居をせず帰りましょう。
