こちらのレポートの続きです。

次の方は、ブラの盛り方についてお悩みでした。
衣装はシンプルなネイビー。

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この方には、ブラの詰め方をお伝えしました。
ブラの位置はこのままでOK。

スカートもこの方はこのままの高さがベスト。
付いていたチャームとスリットは前にしたほうが、衣装がシンプルな分、変化がついてかわいいですね。



スレンダーな方には、ベリーダンスの衣装は全体的にサイズが大きいかと思います。

ブラが大きい場合は、パットなどを詰めてバストのかさを増し、ブラとバストのすき間をなくす必要があります。
詰め物を多くすると、バストのサイズをさらに大きく見せることもできます。


ヒップが細い方には、ヒップパッドもオススメです。
後ろのヒップだけでなく、腰の横まで盛れるタイプもあるようです。

ヒップパッド付きのアンダーを履く場合は、踊りにくくなったり衣装にラインが響くので、きつすぎないものを選びます。



How to〜
さてブラに話を戻しますが、詰め物をする場合、主に
•ブラパットを入れる
•スポンジを入れる
という選択肢があります。
(綿を詰めるという手もありますが、弾力性を持たせるにはかなり密度を高く詰めなくてはならず、全体の密度を均一に揃えたり、形を整えるのが難しい)

両方に共通することは、しっかりと弾力性のある素材を選ぶこと。
頼りない素材だと、バストの張りと重力に負けてしまい、いくら詰めてもあまり盛れません。
特にスレンダーな方や若い方は、バストの張りがしっかりしているので、詰め物の素材選びは重要です。

私は今は、ブラパットはユザワヤで売っている丸い形のブラパット、スポンジはダイソーのバススポンジの弾力性の高いものを使ってます。
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さてブラパットを詰めるか、スポンジにするか??
選び方のポイントは主にこのような感じです。

ブラパット
•下から強く押し上げる力が欲しい時
•あと少しだけ詰めたい場合

スポンジ
•ブラパット1,2枚では容積が足りない
•バストに張りがある



今回はスポンジでの盛り方を。

まずはブラカップ部分を器に見立て、水をすりきりいっぱい張ったような形にスポンジをカットします。
スポンジのカットは、布バサミなど大きなハサミがやりやすいです。


ここから試着を重ねて量を少しずつ調整し、満足いく形の盛り具合にします。
盛りが終わったら、バストトップの居場所を確保するため、スポンジの上のあたりをV字に少しカットしたり、ちょっと凹みを作ります。
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最後に、糸や柔らかく硬化するタイプの接着剤で、スポンジを決めた位置に固定します。



次は肩紐の長さを調整し、アンダーも調整します。
(ブラを盛ると、どちらも調整前よりキツくなります。)

盛りたい時、ブラはなるべく上の位置がオススメ。
デコルテまでバストのお肉を持ち上げるためです。
普段の下着のブラの位置は忘れて、踊って着崩れないギリギリまで上げましょう。

後ろのアンダーは下着のように下げず、横から見て前のアンダーと床と平行になる位置で調整します。
後ろのアンダーを下げるとトップの位置が上がってしまい、胸のアップダウンの動きも見えづらくなりますし、踊った後のずれの原因にもなります。


肩紐、アンダー調整もいきなり縫わず、まず洗濯バサミや目玉クリップなどで仮留めして、どこの位置がベストか確認します。



ここでまだブラとバストに少しすき間がある場合や、ブラのカップが左右もう少し寄ったらな…と感じた場合。


ブラの肩紐が取れる場合は、少し内側に寄せて付け直します。

取れない場合は、肩紐とブラを強引に1cmほど縫い付けます。

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こうすると詰め物で押されて前に倒れていたカップが少し起き上がり、すき間が消えて、離れすぎたカップから逃げていたお肉もキャッチできます。


バスト全体を支えるため、かなりの力が肩紐にかかるので、強い糸を2本どりで使います。

オススメのお直し糸はこれ!
ユザワヤで売ってます。
太いので、針の穴も気持ち大きめなものを使います。
たくさんお直ししてますが、強度があり、まだ切れたことはありません
グッド!

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ただし、このブラと肩紐を縫い付けるテクニックは、意外と寄るのとかなりの力がかかるため、小さいブラカップや薄い生地の肩紐•ブラなどにはあまりオススメしません。



全て終わったら、最後に綿ニットをスポンジの上に張って完成!
スポンジは汗をかくととても肌触りが悪くなり、滑ってホールド力が弱まりますので、綿ニットをかぶせるのがオススメです。
ほつれにくいので、切りっぱなしでも大丈夫。

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次の方に続きます
カナヘイハート