反田恭平さん・小林愛実さん・務川慧悟さんの回の題名のない音楽会の録画をようやくゆっくり視聴する事が出来ました。


  ​反田恭平さん・小林愛実さん連弾

ご夫婦での連弾…本当に羨ましくて、微笑ましくてお幸せなのが観ていて伝わって来る、素敵な連弾でした。


特にお二人の寄り添う後ろ姿のアングルはロマンチックなムードたっぷりで、心がホッコリ暖かくなる、素晴らしいカメラワーク、演出でした。


  ​2台のピアノのためのソナタ

お二人が出会った頃、大好きだったと言う「のだめカンタービレ」は、私も大好きでした。リアルタイムでは全話視聴していなかったのですが、レンタル屋さんでDVD を全話借りてきて一気見しました。


大好きなのでサントラ盤も持っています。



実は私はモーツァルトはあまり詳しくありませんが、この曲はやはり私ものだめがきっかけで知り、大好きでピアノソロで弾いています。以前、公開していた時期があるので、聴いて下さっている方もいらっしゃるかと思います。


私はラフマニノフピアノ協奏曲第2番の2台ピアノ版を千秋とのだめが演奏する、あのシーンが大好きです。このシーンがお好きな方はきっと多いと思います。





反田恭平さんと小林愛実さんのモーツァルト、音がコロコロ、キラキラ…軽やかなタッチと美しい音色でした。最近辛い事が多くて疲弊しきった私の心にとても優しくて素晴らしい演奏に癒されました。


よく「モーツァルトは癒しの音楽だ」と言います。実際の研究データ等でも実証されているようです。



ハイドンの主題による変奏曲

反田恭平さん・小林愛実さん・務川慧悟さんの3台ピアノ…2台ピアノよりもさらに音数が多く、豊かな演奏で、確かにオーケストラを聴いているような気分になりました。


​譜めくりについて

小林愛実さんを観ていて気づきましたが、小林愛実さんは譜めくりをご自分でされているところと、譜めくりの方がされているところと、2パターンありました。


譜めくりがご自分で出来るタイミングがあるところと、それが難しくて譜めくりの方がされるところとに分かれるのかな?と思いました。


この場合、ピアニストさんと譜めくりの方と事前にかなり打ち合わせされているのだろうな、と思いながら視聴させて頂きました。


​中鉢まどかさん

少し前、テレビを何気なく観ていたら

「突撃!カネオくん」という番組の中でピアノの譜めくりのスペシャリストでいらっしゃる中鉢まどかさんのご紹介がありました。


譜めくりのお仕事は知ってはいましたが、中鉢まどかさんの


★どんな場合でも譜めくりに要する秒数はほぼ同じ


★譜めくり待機用の椅子にはノールック着席


★ピアニストさんの演奏を妨げないように、右利きでも左手でめくる


これは相当、ご自分で研究されたり、努力を重ねられたからこそ成せる技なのだろうな、と思いました。


  ​反田恭平さんの音楽家キャッチコピー

【小林愛実さんから見た反田恭平さん】

「いつまでも少年っぽい音楽家」


常に探究心に満ち溢れ、色んな事にチャレンジされている反田恭平さんなので、これはなんとなく私も共感出来ます。


【務川慧悟さんから見た反田恭平さん】

「自由人と思いきや理屈派な音楽家」


確かに反田恭平さんは、自由な発想で他のピアニストさんがあまりやらない事にも果敢にチャレンジされています。

でも、こだわる所にはとことんこだわられる、職人気質みたいなものを私も感じるので、務川さんにもなんとなく共感出来ます。


  ​小林愛実さんの音楽家キャッチコピー

【反田恭平さんから見た小林愛実さん】

「自分の世界観を持った音楽家」


良い意味で我を持っている、と反田恭平さんは仰っていましたが、やはりピアニストさんはご自分の確固たる音楽観や強い信念・根性がないと務まらないと、私も思います。


  ​務川慧悟さんの音楽家キャッチコピー

【反田恭平さんから見た務川慧悟さん】

「詩的な音楽家」


以前、務川さんの書かれたぶらあぼさんの記事を拝読した事があります。繊細で詩的な素晴らしい記事で印象に残っています。なので、「詩的な音楽家」というキャッチコピーは私もなんとなく共感出来ます。


務川さんのぶらあぼさんのこの記事はご存知の方は多いと思いますが、あらためてご紹介させて頂きます。


​ぶらあぼ「務川清話」






反田恭平さん・小林愛実さん・務川慧悟さんが一堂に集う豪華なステージはなかなかないと思います。


とても素晴らしい演奏・放送回でした。