夫殺害セレブ妻第7回公判
歌織被告、遺族に初謝罪…夫殺害セレブ妻第7回公判
東京都渋谷区の自宅で外資系金融会社社員・三橋祐輔さん(当時30)を殺害し遺体を切断して捨てたとして、殺人と死体損壊・遺棄の罪に問われている三橋歌織被告(33)の第7回公判が12日、東京地裁(河本雅也裁判長)で行われた。弁護側の被告人質問で、歌織被告は検察官からの取り調べのたびに「お前は犬畜生といっしょで生きている価値がない」などと“暴言”を吐かれていたと訴え た。歌織被告が以前に堕(お)ろした子供のエコー写真を並べ、「法廷でマスコミの前に写真を出してやる」とも言われたという。
その後、遺族に対して「心から申し訳ないと思っている」と初めて謝罪の意を示したが、祐輔さんへの感情を問われると、10秒ほど沈黙した後「整理がついていないというのが正直な気持ち」と言葉をにごした。
また、検察側の被告人質問には「そうかもしれない」「覚えていない」などとあいまいな供述に終始した。
これはひどいよね。
子供を堕ろしたことは、殺人とは関係ないじゃん。
子供のエコー写真を並べてプレッシャーかけるなんてな。
こうやってやってもいないことを「やった」って言わされるんだろうな。
この歌織って人が無罪なんじゃないか、とかいうようなことが言いたいわけじゃない。
そうじゃなくて牢屋の中にぶちこまれた孤独で惨めな環境で、毎日取り調べを受けるっていうのは被疑者側にとってはものすごく不利な状況なんじゃないのかって言いたいのだ。
冤罪だって少なからずあるんじゃないかと思わされる。
そのあたりのことが、この本に詳しく書いてある。
面白いのでおすすめだ。
「私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。」
島村英紀