チャングムの魅力
今さらなんだけど、チャングムは面白い。
冬のソナタは何となくスルーしてしまった俺だけど、チャングムにはしっかりはまってしまった。
チャングムの魅力は色々あるけれど、様々な人物が登場して様々な生き方を見せてくれるということがある。
主役のチャングムに対して、悪役のクミョンやチェ尚宮がいるわけだが、悪役にもそれなりの事情というのがあるので、色々と考えさせられる。悪役だからって、ただ悪いだけのキャラじゃないのだ。
日本のドラマは最初から結論というかはっきりしたメッセージみたいなのがあって、とにかくそれを表現するようなものが多い。(多いと思う。例えば「家族愛」とかさ。)
ところが韓国のドラマはそうではなく、様々な価値観を表現したものが多いそうだ。だから韓国ではドラマを見た後、お茶の間(っていうのかどうかしらないが)で家族が議論をしたりするのだそうである。
チャングムの魅力もそこにある。もちろんチャングムにも基本的なテーマはあるのだけど、そこで多様な人物像が描かれることで深みがでるのだ。
これは韓国に詳しい学者の小倉紀蔵氏がテレビで言っていたことなんだけど、その通りだと思う。
冬のソナタは、そんな風に議論を巻き起こすタイプのドラマではなく、むしろ日本的な恋愛物といっていいのだろう。
だから日本ではノスタルジアを刺激してヒットしたのだが、韓国では通常のドラマと違うということで受けたのだという。
小倉氏には「韓国人のしくみ」という新書がある。この本は『日本と「似て非なる」国・韓国を独自の理論で徹底解読。』したもので、とても面白い。
こういう本を読もうと思ったのも、チャングムを観たおかげであって、自分の興味を広げることができて感謝している。
小倉氏が言うように、韓国というのは日本と「似て非なる国」なので、韓国について知ることで結果として、日本に住む日本人である自分について見つめなおすことができる。
このようにチャングムというのはとても知的に刺激的ドラマであり、そこが魅力だ。
ところで、このエントリに使った写真はチャングムではなくてハン尚宮だ。
それは俺がハン尚宮様のファンだからだ。言うまでもない理由だけど。
ハン尚宮様はまったくたまらん。
