【不完全な自分を、まるごと愛する旅】
安比リトリートを終えて。

今回は、沖縄、小豆島、東京、そして地元・岩手から、
5名の方が“命の時間”をかけて、この地に集まってくださいました。

遠方からはるばる足を運んでくださった皆さま、
心から、ありがとうございました。

同じ空気を吸って、同じ景色を眺め、同じごはんを囲む。
その一瞬一瞬が、ただの“スケジュール”を超えた、
深い体験として、今も私の心の奥で静かに響いています。

リトリート最終日、宿を後にする前、
忘れ物がないかと覗いた静まり返った部屋。
誰もいないのに、昨夜までの笑い声や、
眠りについた後のやさしい気配がふわっと残っていて——
思わず、胸がきゅっと締めつけられました。

でもその寂しさは、たしかに“つながった”証でもありました。

参加者の皆さんが、まるで10年来の親友のように語り合い、
まるで“第二の家族”のような空気が流れていた、あの光景。

それは、「出会ったばかり」という言葉では片づけられない、
魂の奥で呼応しあうような、あたたかい時間でした。

帰宅後も、グループチャットは今もなお賑やかで。
その余韻が続いていることに、心がぽっと灯るような気持ちになりました。

昨夜、参加者のおひとりとZoomでお話ししたとき、
こんな言葉をいただきました。

「もし、主催のあなたが“完璧な存在”だったら、
きっと私は参加しなかったと思います。
あなたが不完全なままで、人間らしくいてくれたからこそ、
私も“私”でいられた。
きっと私たちは、無意識にあなたを助けに集まったんですよ。」

…胸がいっぱいになって、言葉が出ませんでした。

別の方からも、同じような想いを込めたボイスメッセージが届きました。

“自分のままで、安心していられる”

そんな空間が、確かにそこに生まれていたのだと感じています。

「自分のリズム」と「自然のリズム」が、
ゆるやかに重なりあうとき。
人は、自分の一番奥深くとつながることができる。

今回のリトリートでは、そんな“共鳴の瞬間”が、あちらこちらに散りばめられていました。

…とはいえ、スケジュールに“余白”を作ったつもりが、
実は全然足りていなかったことにも気づかされました。

「自己と静かにつながる時間」をもっとしっかり確保する。
それが、次回への大切な学びとなりました。

リトリートだけでなく、日々の暮らしの中でも
“詰め込みすぎない”という選択を、大切にしていきたい。

そして今朝。
自分自身を感じる“ノート時間”を取り、
リトリート中にそれぞれが引いたカードを読み返しました

そこには、こんなメッセージが。

忘れていた、
愛されていたこと
愛してる
愛してる

私は愛されている
ありがとう

その言葉が、静かに、でも確かに、
私の深いところに触れてきました。

私はまもなく、イギリスで「ラディカルラブ」を体験してきます。
その土台となる“自己愛”を、今回の安比リトリートで深く体感できたことは、
私にとって何よりのギフトでした。

太陽のエネルギーを全身に浴びながら、
子宮やチャクラという、命の源に光を届けるような朝の時間。

そこから、あのカードのメッセージへとつながっていったことは、
ただの偶然ではなく、必然だったのかもしれません。

あのとき、あのメンバーだったからこそ生まれた“共鳴の時間”。
ご一緒できたこと、心からうれしく、尊い記憶となりました。

人生の中で、きっと忘れたくない一ページ。

それぞれの場所で、それぞれのリズムを大切にしながら、
またいつか、どこかで。

心からの感謝と、あふれる愛を込めて。