「マーは、必要以上にいろんなこと考えすぎて、自分で自分を苦しめているんだって。
何度もいってるでしょ。そんな思いはしなくていいんだって。」
「そーかなー。そんな気はないんだけど、、、、」
「俺は別に言ってほしいと言っている訳じゃないんだよ。でもきっと過去に何かあったんじゃない？
なくても嫌な経験とかいまだに抱えてたりしない？」
「う～ん。どうだろう？」
「なんとなくそんな感じがするんだよね。」
突然心が揺れ動いた。座り込みたくなる様な衝動にかられた。
何だろう？私どうしたんだろう？
普通に生きて、そりゃ皆が悩むようなことは、私も悩んだ。
でもそれとは違う気がした。
真理は深呼吸をして、気持ちを落ち着けると、
「そんな風に心配してくれてありがとう。」
「ははは、俺はそれを無理しているって言っているんだよ。」
「無理？！」
「だいじょうぶ。いずれわかるよ。」