キューちゃん | 魔王のお城 さやか@ふとちらのブログ

魔王のお城 さやか@ふとちらのブログ

魔王GACKTの志を胸に噛み噛み下僕が日々の思考の欠片を書いています。
基本的にペタやイイネ!はお返ししませんが、こっそりあちこち伺っております。


「お母さん。よっこいしょっていう時に必ず よ っ こ い し ょ う い ち って言う」

昨日、妖怪に頼まれたアクアシューズとやらが届いたのだけれど、サイズが大きいとかなんとかで返品になり、綺麗に破壊したダインボールを再び組み立て、三枚のお札に出てくる山姥よりも鬼の形相でぶっ潰した梱包材の代わりに新聞紙を放り込み、クロネコヤマトアプリで送り状を作成し、サウナ並みの暑さの中宅急便まで出しに行ったって訳。

ふう…疲れた。よっこいしょ。

何気なく出た「よっこいしょ」に一緒に来ていたメイちゃんが反応したのよ。

ふふふwwwヨッコイショウイチ!平成生まれのメイちゃんの口からヨッコイショウイチ!

愚妹ケイと妖怪実母は往年のギャグを今でも当たり前にお使いになっている種族だ←
「ばかちんが」などは九州人のように使いこなしているので違和感さえなくなっているのが現状。
どうやらヨッコイショウイチと並んで「ドッコイショウスケサン」という創作バーションもあるらしい…無意識って怖い。

いくらメイちゃんがヨッコイショウイチを知っていても、横井庄一は知らないんだと思う。

あたしの子供の頃は「戦争の時にねぇ」とよると触ると【戦争】の話を持ち出しては「若い衆は戦争なんて言っても知らんでのん」と締めくくられる流れがあったけれど、今ではそんな光景は稀になってしまった。

若い内は「そんなこと言ったっておばあさんは戦争したことないんだら?」と思ったものだけれど…。
今になってみるともっと聞いておけばよかったと痛切に感じるのです。




何この値段…恐ろしい…。

この本が、子供の頃最強最愛婆さんちの本棚にあったんだよ。
【南の島のルーシー】に嵌っていたあたしはサバイバルってのはルーシーの木の上の生活より怖いことがもっとあるんだなと、怪談話より恐ろしい気分で眺めたことを覚えてる。
それ以来、南の島にはヤバい虫や巨大な虫がいて…行ってはならないところだと完全に体に刷り込まれてしまい「セブ島行かない?」の誘いに0、5秒で「行かない!」と即答する始末だ。
ヤシの繊維で洋服を作るくだりは大好きで何度も読み返しては、脳内でシミレーションを繰り返したっけ。
横井さんはどこか飄々として楽しんでた気がしたな。
何事も「忍耐・苦労・我慢」だけじゃ限界があるもの。

つか、この本どうしたんだろう。

今でもあるなら売れるじゃん!これ!!!叔父は知っているだろうか…教えたい!
教えたいが…一度捕まると「あの自衛隊機のエンジンについているネジの径は何センチでどうのこうの」と5秒で脳内がスリープ状態に陥るためLINEだけしとくことにする。
大人になってから見たっけな?見てない気がするな。棄てちゃったのかな?うーん。

ラムレーズンアイスを食べながらぼーっと考えてたら(メイちゃんには白桃アイスあげといた)

「ほえ!大きいに!!!」

お母さん(という名の友人)が大きな袋をぶら下げてやってきた。

・・・ナニが大きいの?←

見ればキュウリ!巨大だ!南の島で取れたのか?(違う)

よし!やっつけるか!←すぐにやっつけださないと、すぐに忘れてしまうのだ。

メイちゃんにもまな板と包丁を用意して「1センチってこんなもん?あー2センチになっちゃったー」位の輪切りにしてもらう(要するに適当)

image

大きな鍋に一杯、その数18本、重さだとどうだろう、計ってないけど3キロくらいかな。

シオをふって欲望のままにゆすりたて、気が済んだので賢者タイムを堪能すべくもう一個アイス食べた(ちょ)(メイちゃんはいらないと頑なに遠慮してた)(いや…満腹だった)

しばらくの間、存在を忘れ放置されたキュウリがどんどんとツヤツヤのビショビショになり緑のお汁を滴らせるようになったら絞る!

image


醤油 砂糖 酢 うーん?どんだけ入れたっけ。300㏄ 200g 200㏄ 位だったと思う。
何時も適当なのでこんなもん。うん。こんなもん。あっ!あとしょうがの千切り!!!
コロンと1個丸ごとを適当に皮剥いて(ところどころ残ってても気にしない)黄色のアレね!
グツグツと沸騰したら絞ったキュウリを放り込み、さっきと同じ状態になるくらいまで沸騰させる。
煮立ったら火を止めて、再び賢者タイム…。

冷めきったら焼けぼっくいに火を放つ!ザルにキュウリをあげて汁だけにして。

グツグツと煮立ったら今度はもう少し煮詰めます。
7分目くらいになるまで煮詰めて火を止めたら(待っていられないので8分目で勘弁しといた)そこにキュウリを再び投入。

賢者タイム3連発(コラー)

脳内の暴走をおくびにも出さずメイちゃんに「これなーんだ?」と聞いてみる。

image

「わかった!きゅうりのキュウーちゃん!!」



「あったりー」

嬉しくなってよせばいいのに言ってみる。






キューちゃん!オハヨ!!!






無反応。




















「片岡鶴太郎がね、昔さ…キューちゃんオハヨ!って…」

「さやかちゃん、片岡鶴太郎って誰?」

「だよね…うん…あばら骨が浮き出た腹が気持ち悪い動きをするおじさんだよ」

「へえ」







鶴太郎に当たり散らしたそんなある日の記憶の欠片。






ヨッコイショウイチと同じじゃん!ちぇっ!