きっとこの後

鎌倉あたりにハイキングに行くことになるんだろうなぁ


そう思っていたら

すぐに彼が

「今度は明るい時間に歩きたいです。

鎌倉でも行きませんか」


と言ってきました


会話をしていても

考えていることがいつも同じ


同時に同じことを言う

同じことを思う

ふと胸に浮かんだ些細なことでも

いつも同じ


あ、まただ

やっぱりね


そう思いました


というのは


数年前に体験した

縁が深いだろうと思う男性との

心の交流をしていた期間と

同じ現象が起きたからなのです


彼の生きている証ともいえる

生命活動のようなものが


胸の鼓動という形で

わたしの胸に伝わってくるのです


言葉では伝えにくいのですが

例えば


起きたとき寝たとき


これが一番わかります


後は憂うつさや楽しさ

性的な活動

緊張やリラックスタイム


こんなものがわたしの胸のなかで

私自身の感情や状態とは別に

重かったり弾んだり苦しかったりして 

ドキドキバクバクという鼓動で

伝えてくるのです


前の体験の時は

意味がわからず色々調べました

その結果

ツインレイという言葉にたどり着いたのです


夢物語のようですが

うまれてくるまえに二人は

一つの魂であったために

思いや感情がダイレクトに伝わる


女性側は共感力に長けていて

男性側は気持ちを言葉に表すのが苦手なため

二人の間では言葉以外で会話をする特徴がある

そのため女性側の胸にそのような伝わりかたをすることがある


のだそうで


当時は結果として

そのキーワードに囚われ

大変苦しんだ挙げ句

うまくは行きませんでした


なので二度目のこの現象には

驚くこともなく


ああ、わたしが私の人生を

満足して終わらせるために

クリア出来なかった課題に挑む

チャンスが訪れたのだと

捉えました


強く惹かれるけれど

恋い焦がれる

という感じではないのです


愛するってなんだろう

そんなテーマが

二人の間には

いつでもついて回ります


というか

女性である私の方に

その事が課せられている気が強くします


彼はわたしが30歳年上だろうが

たとえ家事をしなかろうが

認知症になろうが

わたしが他に恋人を作ろうが

あなたの存在が好きなんだよ


あなたが幸せならそれでいい


と言うのです


決してのろけではありません

私にとっては

まだきっと本当の愛を理解していないわたしには

グラグラのヤジロベエのような気分なのです


彼がアスペルガー(グレー)であることも

わたしがHSPだろうことも

この組み合わせで体験する事柄が

何かのヒントになるのだろうと

思っているのです


もちろん

アスペルガーやHSPの全てがそういうわけではないと思っています


そんなことに囚われて

自分の人生を狂わすのは

つまらないことです


自分にとってもう限界

ムリだな、と思ったら

離れていくことも仕方ないと

思っています


*****


わたしたちは


まさに恋愛という

二次的なツールを使って

お互いが必要な体験をし

不足を補いあい

心地よく生きられる境地に

近づくために出会ったのだと

考えています


そこもまた

彼も同じように思っているようです


わたしに課題があるように

彼には彼の

課題があるのです


*****


鎌倉デートの後からは

シナリオでもあるのかと思うような

様々な出来事で


二人の進展と

危機と

愛情の確認が


ジェットコースターに乗っているかのように

次々と起こりました