*3月22日に起きたテロの影響でこの施設に面した道路が封鎖中です。解除されるまで入場が難しいかもしれません。
今回、まだ皆さんにお伝えしていない定番観光地のすぐ近くにある穴場スポットをご紹介します。
バンケティングハウスと言います。
皆さんは、かつてビッグベンの隣に巨大な宮殿があったと想像できますか。
中世イングランド時代、ここにはホワイトホール宮殿がありました。
ほとんどの部屋が1,600年代の火災で燃えてしまった中、無事に残った数少ない場所を改装して作られたのです。
ずいぶんマイナーなところだなと思いつつ、せっかくバッキンガム宮殿や倫敦塔のように宮殿の1つとして広告されていた場所だったので、帰国する直前にふらっと行ってきました。
ちなみにこのドアの上にはとある王様の胸像が乗っかっているんですが、何でかって言うとここがちょっと曰く付きだからなのです。
このホワイトホール宮殿があった当時、まさにこの場所でチャールズ1世が処刑されたのでした。
今は、ただの道路なのでその面影は全くありません。観光客で溢れかえってそんな恐ろしいことが行われてたなんて誰が考えるでしょうか。
ともあれ中に入ります。
入り口付近でお金を払うと中に入れます。
普通の宮殿の入場券の半額以下の6.5ポンドでした!
安い!
その時に一応オーディオガイドも借りることができます。
確か日本語もあった気がします。
オーディオガイドを聞きながら、この宮殿跡地の事やチャールズ1世についての説明を聞くことができます。
中にはちょっとした展示もあるので目で見てもわかりやすいです。
そして、ここの目玉であるバンケットルームに入ります。
カメラに収まりきれない大広間が二階部分に広がります。
ここは、なんといってもルーベンス作の天井画が見ものです!
見上げすぎて首が痛くなったら、鏡を見て楽しむことができます。
これは、生の絵ではなくて鏡ごしに写しました。証拠に私のiPhoneケースが写っています^_^
そして、奥には歴代の王・女王が座る玉座もあります。
小さくてもちゃんと宮殿らしいですね。
おや、みんなくつろいでいます。
なんと、床にクッションが!
黒糖パンではありませんよー笑
早速私もクッションの上でごろごろしてみました。
そうなんです、ここはなんとこの豪華な大広間の床でごろごろできるんです。
いちど入ったらいつまでも閉館までここにいて大丈夫なので、観光に疲れたときの休憩場所にぴったりです。
しかも仰向けになって上を見上げるとルーベンスの名画をずっと眺めることができます。
こんな贅沢なお昼寝の仕方があるでしょうか。
ビックベンやウェストミンスター人から歩いていけるので、定番の観光をしたときにふらっと寄ってみると、また一味違ったロンドンが楽しめます。他の観光地よりも入場料が安いのもいいですよね。
ぜひ観光の合間に行ってみてください。
Banqueting House
Whitehall, Westminster, London SW1A 2ER, UK