みなさん、日本で当たり前に売られている洋菓子の中には実はヨーロッパには存在しないものもあるというのはご存知でしょうか。そんな洋菓子をヨーロッパの人が食べたらどんな反応をするのか…
気になりませんか？
今回はそんなお話。
日本に戻ってきて数日目の時。
一本のメッセージがきました。それは、ロンドンでのミートアップで知り合ったイギリス人カップルからのものでした。
「今日本に旅行に来ているの！東京に滞在しているから日本にいるならお茶でもしようよ(^o^)」
そりゃあ行かないわけないですよね。喜んですっ飛んで行きました。
新宿アルタ前でカップル➕彼女のお母さんと待ち合わせした私は近くのカフェへ彼らを案内しました。
代々木を拠点に色々なところに旅行に行っているので、新宿はすっかり慣れっこな様子。
じゃあ、せっかくだから日本でしかできないことを体験してもらおう！とふと思いつき、こんな提案をしてみました。
私「あえて和菓子じゃなくて、日本発の洋菓子を食べてみない？」
彼女「ええっ、洋菓子なのに日本のもの？どういうこと？」
私「つまり、洋菓子なのにヨーロッパでは見ない日本で独自に進化したスイーツのことよ(^o^)」
彼氏「ええっ、なになに？！気になる、食べてみたい！」
それは…
ショートケーキ！
こちらのサイトを参考に、ロンドンには明らかに存在しないものをチョイス！
そうです、これらは諸説あれど日本で生まれ日本から広がって行ったお菓子です。
イギリス人はどれも見たことがありません。
では、順番に食べた感想を聞いてみましょう！ ショートケーキについて
彼女「なんだかヴィクトリアンスポンジにそっくりね〜。」
彼氏「(もぐもぐ)…うーん、イチゴと、スポンジケーキと、生クリームの味がする。」
ちょっと、そのまんまじゃん笑
ちなみにヴィクトリアンスポンジとは、イギリスの伝統菓子の１つで、スポンジケーキにバタークリームとイチゴやラズベリージャムが挟まったしっとり系ケーキです。
イギリス人にかかればショートケーキの日はこのケーキのそっくりさん、いやにて非なる食べ物に写るんですね。彼らに言わせれば、味がシンプルすぎるヴィクトリアンスポンジみたいとのことでした。 
ちなみに、クリスマスには大きなショートケーキが食べられることを言うと、とても驚かれました。
ミルクレープについて
彼女「カタカナだと意味がわからないけどMille Crepes と書き起こすと納得ね。1000枚のクレープの事だもん。」
お母さん「はじめて食べるけどなかなか美味しいわね。」
クレープそのものはヨーロッパにもあるので、あんまり珍しがられませんでした。
モンブランについて
お母さん「栗の味がたっぷりして美味しいわ！」
彼女「ヨーロッパのケーキより甘さが薄いわね。」
マロングラッセとかマロンクリームのケーキは、モンブランの形でなければ意外にあります。比較的慣れた味だったみたいです。
コーヒーゼリーについて
(メニューを見て)
彼氏「え、何これ、コーヒーのジェリー？」
彼女「冷たいコーヒーとは違うの？なんなのこれ、本当にデザート？？」
私「そう、セインズベリー(イギリスのスーパーマーケット)にもラズベリーとかオレンジのジェリー売ってるでしょう？これはコーヒー味のジェリーだよ。」
彼女「よし、私これ試してみる！」
コーヒーゼリー、到着。
彼女「わあ、すごーい！コーヒーなのにプルップルしてる！(パクリ)…ん？なにこれ、すっごい味が濃いね(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」
彼氏「え、そうなの？！どれどれ…(パクっ)うお！なんだこりゃ！甘くない！苦い！」
私「えーと…コーヒーゼリー自体にはあんまり甘みがなくて、むしろそのにがさを楽しむと言うか…もし食べるの辛かったらミルク入れたらましになるかもよ。」
彼女「うーん…私生クリーム本当は得意じゃないのよ…ちょっとこれ食べきるのきついかも…。」
と言うことで、コーヒーゼリーは残念ながらお口に合わなかったようです。
でも、チャレンジした心意気に拍手！
と言うわけで、イギリス人から見た日本発の洋菓子に対する感想でした。
とくに彼らが驚いていたのはショートケーキとコーヒーゼリーだったという意外な結果でした。日本人からはまず出ない発想がポンポン出てきてとても興味深かったです！
ご覧いただきありがとうございました！
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