この日は、A Street cat Named Bobのプレミアでした。
これは、ジェームズ・ボーエンというホームレス&ヘロイン中毒のストリート・ミュージシャンが偶然出会った野良猫ボブと出会ったことがきっかけで人生が変わり、更生していくという本人のベストセラー書記を基にした映画です。
舞台のことを詳しく知りたかったら、過去記事をご覧ください!
ちなみに。
1週間後にばっちり映画見てきました。
以下、簡単な感想ですので、ネタバレ注意です。
にゃんこ大好きな人は観るのマストです!
ボブにゃんが映画の半分以上出っ放しです。(ボブにゃん本人とボブのそっくりさんが交代で演じています。鼻筋が少しボブにゃん本人よりシュッとしている子が出てきますがその子が影武者です)。
ここまで猫三昧な作品は日本でいえば猫侍や猫タクシー並ではないでしょうか。
この映画、絶対日本でも人気出ると思います。
なのになんで!?
なんで日本での公開は来年の夏なの!?
真夏の日本にボブにゃん本人絶対来られないじゃん!
それにお話はクリスマスよ?
冬に、せめて年明けに公開すべきでしょう。何なのこの扱い・・・ひどすぎる。
ちなみに、内容は案外重いです。
ボブにゃんに助けられるジェームズは重度のヘロイン中毒者でしょっぱなからヘロインで気を失う場面が出てきますし、ボブにゃんのために薬を断とうと禁断症状で数日間のたうち回って苦しむシーンも出てきます。
お子様と見られるときは大人の付き添いがないとだめですね。そして、ジェームズの家庭環境もなんだか複雑で。
イギリス生まれで両親の離婚をきっかけでオーストラリアに移住します。そこで言葉のアクセントの違いなどからひどいいじめを経験し友達ができないまま大人になるも、ロックスターを夢見てロンドンに単身戻ります。
そこでバスキングというストリートミュージシャン活動を始めますが全く売れず収入もなくストレスで薬中毒のホームレスになるのです。そんなどん底の状態からこの映画はスタートします。
いきなり現れ、ジェームズに異常なほど好意を示すボブにゃん。きっとこの猫はジェームズの本来の人柄を見抜いていたかもしれませんね。
そんなボブにゃんに後押しされるかのようにどん底人生から這い上がり、ボブにゃんのためにお金を稼ごうとビッグイシュー売りに転身し、ヘロインを克服するジェームズ。そんな彼を待っていたのは実の父親との和解でした。
ボブにゃんと出会ってからもいろいろ紆余曲折があり、そんな困難を乗り越えるから彼らはお互いが最高のパートナーになるのだと思います。肩にいつも乗って移動するところやハイタッチできるところはサトシとピカチュウかのような絆の深さです。
涙なしでは見られません。素晴らしい映画です。
ぜひ日本での公開を待たず笑、渡英先で見てほしいです。