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この日は、A Street cat Named Bobのプレミアでした。

 

これは、ジェームズ・ボーエンというホームレス&ヘロイン中毒のストリート・ミュージシャンが偶然出会った野良猫ボブと出会ったことがきっかけで人生が変わり、更生していくという本人のベストセラー書記を基にした映画です。

 

トム・クルーズの映画と違い、リストバンドの配布もなく公式サイト経由で告知がされたのでメイフェアの映画館に午後3時ごろ行ってみました。すると観客はまだ十数人ほどで最前列を楽々にとることができました。
レッドカーペットの準備が、着々と進み、人も増えてあっという間に午後5時になりました。
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普通、プレミアでは時間が押すこともよくあるのですが時間ぴったりに車が映画館の前を止まりました。
 
そして、まっさきに現れたのは…
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出ました、今回の主演俳優である猫のボブ本人と、ボブという名のストリートキャットの作者でありボブの飼い主のジェームズ・ボーエンです。
さすがボブさん沢山のカメラマンに囲まれたりファンにキャーキャーいわれても動じません。耳をピクリとも動かしません。
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あまりにも肩の上で冷静なのでぬいぐるみかと思いました。しかし本物でした!
かーわいい!!!!
 
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この映画の凄いところは、映画のほとんどの場面でボブがボブ自身を演じているところです。
もちろんタレント猫では無いのですが演技もできてハイタッチもできるとても頭の良い子なのです。
ボブに触ることができませんでしたが、代わりにジェームズからサインを原作本にもらうことができました。
 
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ジェームズの隣人役のRuta Gedmintas
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もう一人の主演、ジェームズ・ボーエンを演じたLuke Treadwayとはサインもセルフィーもげっと!
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彼は、The curious incident of the dog in the nightのオリジナルキャストで、主演のクリストファー役でオリビエ賞を獲りました。
演技力はお墨付きです!

舞台のことを詳しく知りたかったら、過去記事をご覧ください!

 
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ジェームズのヘロイン克服プログラムに立ち会うソーシャルワーカー役のJoanne Froggattはダウントンアビーにでていたことで知られています。
 
 
そしてそして、
出演者が一通りレッドカーペットを、歩いたあと。
 
なんだかやたら警察が増えました。
白バイが映画館の前に来ました。
 
そうです、トム氏ですらなかったこの扱い。
 
きわめつけの…
 
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英国王室からキャサリン妃来たー!
 
もちろんサインもセルフィーもダメなので私達の前をスーッと通るだけですがなんて美人!
 
ジェームズよりもボブよりもVIPな扱いのゲストでした。

 

ちなみに。

1週間後にばっちり映画見てきました。

 

以下、簡単な感想ですので、ネタバレ注意です。

 

にゃんこ大好きな人は観るのマストです!

ボブにゃんが映画の半分以上出っ放しです。(ボブにゃん本人とボブのそっくりさんが交代で演じています。鼻筋が少しボブにゃん本人よりシュッとしている子が出てきますがその子が影武者です)。

ここまで猫三昧な作品は日本でいえば猫侍や猫タクシー並ではないでしょうか。

この映画、絶対日本でも人気出ると思います。

 

なのになんで!?

なんで日本での公開は来年の夏なの!?

真夏の日本にボブにゃん本人絶対来られないじゃん!

 

それにお話はクリスマスよ?

 

冬に、せめて年明けに公開すべきでしょう。何なのこの扱い・・・ひどすぎる。

 

ちなみに、内容は案外重いです。

ボブにゃんに助けられるジェームズは重度のヘロイン中毒者でしょっぱなからヘロインで気を失う場面が出てきますし、ボブにゃんのために薬を断とうと禁断症状で数日間のたうち回って苦しむシーンも出てきます。

お子様と見られるときは大人の付き添いがないとだめですね。そして、ジェームズの家庭環境もなんだか複雑で。

イギリス生まれで両親の離婚をきっかけでオーストラリアに移住します。そこで言葉のアクセントの違いなどからひどいいじめを経験し友達ができないまま大人になるも、ロックスターを夢見てロンドンに単身戻ります。

そこでバスキングというストリートミュージシャン活動を始めますが全く売れず収入もなくストレスで薬中毒のホームレスになるのです。そんなどん底の状態からこの映画はスタートします。

いきなり現れ、ジェームズに異常なほど好意を示すボブにゃん。きっとこの猫はジェームズの本来の人柄を見抜いていたかもしれませんね。

そんなボブにゃんに後押しされるかのようにどん底人生から這い上がり、ボブにゃんのためにお金を稼ごうとビッグイシュー売りに転身し、ヘロインを克服するジェームズ。そんな彼を待っていたのは実の父親との和解でした。

ボブにゃんと出会ってからもいろいろ紆余曲折があり、そんな困難を乗り越えるから彼らはお互いが最高のパートナーになるのだと思います。肩にいつも乗って移動するところやハイタッチできるところはサトシとピカチュウかのような絆の深さです。

涙なしでは見られません。素晴らしい映画です。

ぜひ日本での公開を待たず笑、渡英先で見てほしいです。


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