こんばんは。


ジンクス(後輩編)

少しは楽しんでいただけたかしら?



(後輩編)がついてるってことは…と

思った方いらっしゃるでしょうか?



さすがですね

鋭くていらっしゃる。



今日は先輩目線のお話です。







妄想です

BL要素ありです






ちょっと行き詰まって

気晴らしに構内を散歩している時だった。



夏休みなのに

今日は何で人が多いのか?と

首を傾げていた。



制服の子を見かけ

やっと合点が行った。



そうか

オープンキャンパスか…



「懐かしいな

あれから3年か…」



俺も「一度は見てこい!」と

担任に言われて渋々参加したな。



俺の足は自然と

あの場所へと向かっていた。



今年は居るだろうか?



ごん!



「痛っ!」



ふふ…居たわ♪︎



「大丈夫か?」



俺は"仲間"に向かい

手を差し伸べた。





「あれ?どうしたの?教授の呼び出し?」



"仲間"と別れた後

高校からの友とばったり会った。



「違げぇよ

ちょっと触っときたいとこがあったんだよ」


「なるほど♪︎なるほど♪︎」


「そういうお前は

オープンキャンパスの手伝い?」


「そう♪︎

いやぁ。皆、初々しくて♪︎」


「だろうな…あっ!そういや

今年は"仲間"が居たわ」


「仲間?」


「ほら、柱のジンクスの…

お前が教えてくれたじゃん?」


「あっ、あぁ~!

今年はぶつかった子居たんだ…」


「良い子だったよ。

4月が楽しみだ…」


「へぇ…」


「じゃあな♪︎」



ご機嫌で去って行く友を見送りながら

友人の男はぽつりと呟いた。



「"オープンキャンパスで

あの柱にぶつかった人は

この大学に必ず合格する"………か



あれ…

俺の出任せだった…なんて

今さら言えないよなぁ?」