BLマンガ 『愛しあってる2人』 (田中鈴木) おもしろかった♪ | BLに全然まったくまみれてはいない日々について。

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「ニコちゃ~ん!」 と呼ばれると、「にゃ?」 とお返事しちゃうってコトは多々あって。

それに疑問を感じたコトなんかいっこも無くて。

 

数年前アルバイトしていたカフェで店長(当時33歳・超モテ男・入れ食い・エロ・天然タラシ・癒し系・あだ名は社長)に、「ニコちゃん、お皿取って!」 と指示されて、「にゃ!」 と無意識でお返事してそのまま黙々と作業を続行したワタシたち。

 

ひと段落した所で、店長が真剣な顔をしてワタシに近づいてきた!


な、なに!? ナニなんなの!? その真剣な中にもフェロモンがにじみ出ちゃうその顔はなんなの!?

やめてよして近寄らないで恋に堕ちるから!

だ、ダメよニコ! ダメなのニコ! こんな男に惚れてはダメ!

泣くハメになるに決まってるの! 「一晩ダケでも、、、っ!」 とすがり付けば、優しくしてくれるってえのは解りきっているが、ソレはダメ! 絶対にダメなのよーーーっ!

ワタシはワタシにとって都合の良い優しすぎる男の人じゃあないと絶対に泣くハメになるからダメなのよー!

真剣な顔をした店長がどんなにフェロモン野郎でも、この人、何年も避妊してないようなダメ男なんだから絶対に好きになったら、らめ~っ!!!

 

と自分の中の自分と戦っているワタシに店長はもっすごい真剣な顔をしてこお確認してきた。

 



「、、、ねえニコちゃん。 さっきさ、「にゃ」 って返事したよね? 」

 

ってさ。


そしてその段になって、「にゃ」 と言うお返事は、世間様には受け入れられないんだってやっと気付かされた次第なワタシだったんでした、、、ガーンこんにちわ☆ニコです。

 

 

、、、店長とのワンナイト・ラブ・アフェアやら、ワンナイト・クルーズなんか妄想してないで、ワタシのダダ漏れなヲタクっぷりを猛省したほうがイイんじゃねえのかっつう!

  

、、、つうか、この店長。 ワタシのコト、よっぽどのヲタクだと思っているらしく、毎日アニメ観て、毎週末コスプレしていると信じて疑ってなかった! なんで!?


観てません!してません! って言ったって、全然信じてくれなかった!

つうかこの人、とんだリア充なので、“ヲタク” っていうと、アニメとコスプレしか思いつかないっつう!

でも、そんなワタシがワンナイト・スタンドを希望すれば絶対にそおしてくれるだろうと予測が付く “女ならなんだってOKおいしい” な清々しいまでの変態フェロモン野郎☆

 

だからお店のカウンターに、前の彼女と今の彼女とつまみ食いした女の子2人が奇跡的にずらずらずらっと並んじゃうっつうイリュージョンすら巻き起こしたりしてた、ある意味すごい人!

 


、、、つうか。

ワタシの超狭い交友範囲では、ワタシの自由を制限する人はダレもいないっつうのが不幸なのか!?

四半世紀以上、ダレもワタシの身の毛のよだつお返事 「にゃ」 に反応した人はいなかった、、、。ガーン


なんてコトを数年振りに思い出したので、りょうちゃん(隣のお家のお兄ちゃん・幼馴染み)に言ってみたら

 

「ニコが赤ちゃんの時におじさん(ワタシの父)が、『にゃんこちゃ~ん』 と呼ぶとニコが 『にゃーん』 て返事する芸を仕込まれてたからなあ。 いまさらニコが 『にゃん』 って返事したってみんなそんなもんだと思ってるしねえ。」

 

だあなんて、20年ぶりに会った親戚のおじさん的思い出話しされてもさあ!!!夏バテ

なんとかしてワタシを真っ当な道に導いてくださいよ、お隣さんよお、、、。号泣

  

大海を知らない井の中のネコであり裸のお姫様であるワタシって、もう逆に素敵でしかないっ! ← ヤケクソ。

  

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『愛しあってる2人』  田中鈴木 *ニコ評価:★★★★☆

 


*内容*

高校教師をしている桐原(攻め)は、成り行きで、ちょっとだけ愛に恵まれない青年・呼春(受け)を自分のアパートで面倒みている。体の関係はある2人だが、まだ恋人同士ではなく…!?

表題作他、サラリーマンを描いた「正義の味方の恋の行方」&読切2本を収録!!

 

 

*感想*

すごく良かったです! しかも、一番最後に掲載されている

BLじゃない短編の 『加奈子の話』 が一番心に残るという罠☆

この短編ダケなら、ニコ評価は文句無しの5つ星でした!


このハナシの余韻は尋常じゃないと思う!


そもそも田中鈴木さんは 『アイツの大本命』 しか読んだことがなくて、2巻かなんかに別の短編が一緒に収録されていて、それが全然まったくワタシの好みじゃあなかったのでそれダケで 「ああ、田中鈴木さんは 『アイツの大本命』 以外はワタシ好みじゃないんだな、きっと。」 って安く思っちゃってたんです。

 

だがしかし! なにかのきっかけで 『幸福の王子』 がすごくイイって訊いたので試しに読んだらばあ!

大当たり~クラッカー ちょお信じられない角度からニコツボをぐりぐりと突かれたんでしたっ!!

 

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田中鈴木さんの作品って、もっすごい深いときがありますよね。

すごく含んでいるときがある。

 

その含みに思いを馳せて得も言われぬ気持ちになるっていうか。

具体的に直截的に脳味噌を直撃するような萌えや感動とは違って、読み手それぞれの過去の経験の “何か” に漠然と突き刺さる感じがあると思うんです。

 

だから、読む人によってものすごく感じ方が違うんじゃないのかなと思う。

そして読むタイミングによっても感じ方が変わってくると思う。

 

2巻ダケ読んだ 『メンクイ!』 は普通のラブストーリーかと思いきや突然のSF展開があったりするんです。


しかも何の説明も無しにそれは始まって、解決も無しに終わる。

 

これねえ、ものすごく何かを含んでると思うんですよね、、、。

なんつうか心理的な何かを。

 

小説で言うと須和雪里さん『サミア』 とかもそおだと思う。

あっさり読んだらそれまでだけれど、その先を読者それぞれで考え出すとものすごく深いところまでいって、しかもどこにも行き着けないような気がするあの感じ。

 

1970年代くらいの耽美にはこおいう系って多いんですかね?

そお思うと、ワタシは古い作品に対する根拠のない苦手意識があるから、凄い作品をたくさん読み逃してるのかもしれないなあ、、、。

 

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← 感想は来月の読書メーターで。 多分。

 

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