こんにちは!

 

 

先日のジンくんのお見送りの映像、見ました?

走っていくジンくんの後ろ姿を見つめるグクの寂しそうな目に、なんだかジーンとしちゃいました。

 

 

これを見てちょっと思ったことというか、ここ最近感じたバンタンの変化みたいなものについて今回は書こうと思います。

 

 

 

これは私の勝手な考えですけども、バンタンって2018年の解散騒動以降もけっこうグループの”終わり”を意識してたような気がするんですよね。

そして、その”終わり”にグクがすごく怯えてるように見えたことがありました。

 

 

2019年のツアーに密着した「BREAK THE SILENCE」というバンタンのドキュメンタリー映画でも、”終わり”についてメンバーで話し合う場面がありました。

 

 

「いつか手放さなきゃならない時が来る」

「体力が続かなくなったら降りることになる」

「覚悟はしておかなきゃ」

「でも行きたいところには全部行った」

「そうなっても未練はないよね」

 

 

そんな言葉がメンバーの口から次々と出てくるなかで、グクだけがずっとそれに反発しているんです。

「僕は行きたいところに全部行ったとは思わない」

「僕は考えたくない」

 

グクがそう言うたびに他のメンバーは苦笑いで、あぁ、こういう話し合いの時はいつもグクはこんな感じなのかなぁという感じがしました。「認めたくない」って、必死に抵抗している感じ。

 

 

ちなみに、この映画のなかでのインタビューで、グクはこんなことも言ってます。

 

「BTSが突然解散したら、僕はなにもできない」

「僕にはなにもない」

「ひとりでいる時に解散について考えると、恐怖が襲いかかる」


なんというか、グクの中で解散騒動がトラウマになってるんじゃないかなと思うくらい、グク にとってバンタンが解散するのは恐怖なんだなと。そんなふうに感じました。

 

 

 

 
でも、だんだんとメンバーの気持ちが変わったなと感じるタイミングがあって、2020年とか、2021年ごろからなのかな。
 
その頃から「体力が続かなくなったら終わろう」から、「おじいちゃんになってもバンタン やっていこう」に変化していった気がします。
 
これは去年のインタビューですが、「防弾中年団、防弾パパ団、防弾おじいちゃん団になっても音楽を続けていきたい」とナムさんは言い切ってくれてます。
 

 

なによりも、未来のことについて話すメンバーの顔が明るい。
「30年後って60歳だよ〜」とか言いながら、ブラスバントやろうとか語ってるのが、なんていうか・・・明るい未来を想像してるのかなって。
 
そして、こういう時あんまり発言しないグクが「ダンスまでは分かんないけど、歌は続けたいです!」って強く言うところもすごくいい。
 
 
そしてこれとは違うインタビューですが、ジンくんが「将来バンタン村をつくって、ひとりはあの家、もうひとりはあの家と決めてみんなで暮らしたい 」と。

 

冗談まじりでしょうけども、おじいちゃんになっても一緒にいようっていう気持ちが感じられますよね。

 

 

数年前までは、未来のことを話す時にちょっとした悲壮感みたいなものを漂わせていたメンバーが、だんだんと変わっていったというか、”終わり”から開放されたような清々しい表情になってる気がします。

 

 

それを踏まえて考えると、なんだか私は会食の時のグクとユンギのやりとりに、すごくグッと来るものがあるんです。

 

グクが個人活動について、「もっと早くタイミングが来てもよかった。それを引き伸ばしてしまったと思う」

と言った時、ユンギがすっごく感動したように「大人になったな!ジョングク さん!!」って言ったんですよね。

 

 

これはきっと、メンバーがグループ活動よりも個人活動を優先したいと言った時に、グクがいちばんゴネそうだったからじゃないでしょうか。

 

それをヒョンたちは心配していたからこそ、ヒョンたちのやりたいことを理解してくれたグクに「大人になったな!」って言葉が心から出てきたんじゃないかなと思います。

 

 

そして、そんな風にグクが変わったのは、ここ最近のメンバーが変わったからだとも思います。

「いつか終わるよね」から、「おじいちゃんになってもバンタン やっていこう」に変わったメンバーを見て、グクの解散への恐怖が和らいでいったのかなと。

 

いったんグループ活動から離れても、絶対にバンタンは無くなったりしないっていう安心感がグクのなかにあるんだと思います。

 

 

 

ただもちろん、他のメンバーもすんなりバンタンの終わりを受け入れていたわけではなく、不安や恐怖はあったと思います。
 
「BREAK THE SILENCE」で、ホビ も「青春を全てBTSに捧げてきたから、手放すのはすごくつらい。バンタンがなければ僕は自己紹介すらできない」と言っているシーンがありました。
BTSというグループにいるからこその自分であって、それがなくなったら自分にはなにもないと。
 
これって、10代の少年たちが大人になるまでアイドルとして成功することだけを考えて生きてきた、その歪みでもあるよなぁと思います。
 
すべてを捨ててトップアイドルになるために努力してきましたって言うと美しいけれど、自分にはそれ以外になにがあるんだろうっていう不安に駆られてしまうというか。
 
その不安を、いちばん幼い時に芸能界に入ったグクがいちばん強く感じていたのかもしれない。
バンタンはもうグクにとっての家族で、ステージが自分の居場所で、歌うことは生きがいでっていう。
 
それがなくなることへの恐怖みたいなものが、ずっとあったのかも。
 
でもそれを和らげてくれたのは、きっとメンバーの「おじいちゃんになってもバンタン やっていこう」って言葉だったんだと思います。
 
 
そんなことを、兵役に向かっていくジンくんをじっと見つめるグクの瞳を見ていて思ったんですよね。
 
 
最近、昔よりずっと穏やかで落ち着いた表情になってきたグク。きっとテテとのことも、バンタンのことも、いろんな不安が少しづつ和らいできてるのかな。そうだといいなと思います。
 
 
今回はちょっと思ったことを書くつもりでしたが、なんか予想外に長くなってしまいました。
 
ここまで読んでくださってありがとうございます!
 
ではまた〜。