入谷の朝顔市が始まる。家族全員で出かけたのは、もう10年以上前の事。

私は人混みが苦手である。花火大会もだめ。屋台の食べものもコロナ禍を経て完全に食べれなくなった。唯一食べれたベビーカステラも無理だ。理解して欲しいなんて,到底無理。そんな器量の有る奴ではない。

夫にとって、そんな私は,面白みのない人間らしい。誘われる事も苦痛である。いつしか勝手に1人で行く。

でも,それで良い。

嫌なものは,嫌だ。強制されたくない。あなたとどこにも行きたくない。

子が大きくなった今,私と夫を繋ぎ止めるものは,だんだんとなくなってきたのがわかる。