河野進

ぞうきん

2013年2月15日 幻冬舎

*写真は、幻冬舎HPより。



"NHK こころの時代ライブラリー"を見て

「玉島の良寛さま」と呼ばれ

岡山県の玉島教会牧師、保育園の園長を務め

そして多数の詩作を残した

河野進(こうのすすむ)さんを知りましたおねがい


番組はこちら

渡辺和子さん かくも長き道のり

初回放送日: 2024年3月1日

2016年に放送した「こころの時代~宗教・人生~ かくも長き道のり」を、一部再編集してお伝えします。1936年の二・二六事件で、陸軍教育総監の父を目前で殺された渡辺和子さん。その父にとどめを刺した陸軍少尉の弟、安田善三郎さん。二人は、事件から50年の法要で初めて顔を合わせた。兄のことに負い目を感じてきた安田さんは驚愕(がく)する。渡辺さんが父を殺した兵士たちの墓に手を合わせたからだ。渡辺さんはカトリックの修道者として、困難をいかに生き抜くかを実践してきた人だった。二人の出会いで生まれたものとは

*引用は、番組HPより。


渡辺和子さんはこの番組が放送された

2016年12月30日に逝去されました。

番組では渡辺さんが理事長を務められた

ノートルダム清心女子大学玄関に掛けられた

額の説明があり

それが河野進さんの詩でした。


天の父さま

 どんな不幸を吸っても

 はく息は感謝でありますように

 すべては恵の呼吸ですから



人生の戒めとなる たくさんの詩の中から

一編だけ引用させて頂きます。


昔と今

 むかし 母たちは台所の流しの米粒を

 おひつの飯粒をもったいないと

  一つ一つ拾った

 貧しさや けちだけではない

 神の恵み 人の労苦への合掌 

  いたわりであった

 いま 日本のさみしさ 空しさは

 豊富という砂山に上りつめて

 見えないもの 小さなものを

  そまつにあしらう

 すさんだ心のたかぶりがおそろしい



本のあとがきは 甥の斎藤観之助さん

最後には河野進さんの写真があり

良寛さまにお会いできました。