メディアスクを再開しましたが、師走の多忙な時期と重なってしまい思うように進みません・・・
さて、今回の国際法総論のテーマは「国家管轄権」です。
国家の保持する立法権や行政執行権、司法権はどこまで及ぶかってことですね
勿論、領内に及ぶということは問題なく理解できますが
例えば、外国人が日本国内で犯罪を犯して外国に逃亡したとか、航空機内や船舶に於いて発生した事件とかですね
公海はどこの国の主権も及びませんが、その区域で起きた船舶事故の管轄権とかですね
有名な事件が
「ローチェス号事件」
になります。
内容的には少々難しめでした
第8講・9講は「国際組織」についてです
国際連合とか世界銀子、IMF(国際通貨基金)とかIAEAです
この中でも国連に関することの比重が大きかったです。
国連は戦後すぐに設立したときは51か国しかなかったそうです・・・
その後植民地が次々と独立を果たし現在では195か国あるとのこと。
殆どは途上国ですから、決議するときは1国1票制度だと、先進国の考えは反映できません
特にIMFとか世界銀行とか経済に係る組織は、途上国の支援を先進国の資金で賄うにもかかわらず、資金の豊富な先進国の意見が通りづらいわけですから、先進国はメリットがありませんので脱退してしまいます。
すると、組織そのものが崩壊するので、出資分に応じて投票票数を決める「加重配分投票制」で決議してるとのこと。
また安全保障理事会も当然出ましたよ
安保理事会は5か国の常任理事国と10か国の非常任理事国があります。
但し、14か国が議案に賛成しても常任理事国が1国でも反対すれば「廃案」になってしまいます。
ですから、政治的影響で議決されてしまいますね・・・
因みに日本は非常任理事国の一つになってます。
また、安保理の決議した内容は国連加盟国すべてに法的拘束力が生じます。
ところが、国連総会で決議した内容は法的拘束力は生じないんですね~・・・
今回の講義は、名前はよく知っているものの、実態は全く知らない「国際連合」に関する内容でしたので非常に面白かったです
さて、昨日は都内のコロナ新規感染者は600人を超えました
我慢の三週間と言われてますが、全く減っておりませんね~・・・
ではお疲れさまでした!