つい最近なのですが、学内の掲示板に下図のチラシが掲示されておりました。ニコニコ

 

 

とても興味を抱いたので、第3部に申し込みまして行ってまいりました。

場所は、「ボアソナードタワー」の25階で、前半は「マイクロソフト」のビルゲイツ氏について、

そして後半は「倉敷レイヨン」の大原総一郎氏についてでした。ニコニコ

 

とてもよかったです。爆  笑

大変勉強になりました。

 

この倉敷レイヨンの総一郎氏は、倉敷紡績の三代目にあたる方で、生まれた時から裕福で夫人には、野津道貫の孫娘といったように由緒正しきお方で、又相当に人格者であったようです。てへぺろ

 

この倉敷紡績は、現在の㈱クラレで、前身は倉敷絹織にあたります。ニコニコ

(株式会社クラレ)Wikipediaより

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%AC

 

 

この総一郎氏は相当優秀な方で、東京帝大を卒業したのですが、父孫三郎氏とはうまくいってなかったようです。

父は、企業家としては大変すばらしい功績を残したのですが、家庭では妾を何人も持ったりして、奥さんを悩ませたみたいですね。

だから、総一郎氏は父としての孫三郎氏は嫌悪してたけど、企業家としては尊敬していたようです。びっくり

 

そのあたりの分別はつけてたようですね。ニコニコ

 

因みに孫三郎氏の企業家としての経歴を下図の通りです。

 

 

なお、総一郎氏は哲学を専攻したかったのですが、父の反対でやむなく経済学部に進学したのですが、やはり哲学に関心が強かったため、企業理念は素晴らしいものがあったようです。てへぺろ

 

つまり人間が理想とする価値概念を、企業の社会的責任として置き換えるわけです。おねがい

 

そもそも倉敷絹織の設立は、倉敷紡績の社長であった父が、紡績の繊維工業は原料の大半が国外に依存していたので、国内で原料がまかなえるレーヨン工業に期待して、設立したようです。ニヤリ

 

そしてその企業を発展させるべく子の総一郎氏が父の後継者になったわけですね。ニコニコ

 

 

なお戦争によって国の命令で一時はレーヨン生産を中止して軍需産業に傾注したのですが、戦後は技術基盤を安定させるべく「ビニロン」の工業化に成功しました。爆  笑

 

そしてこの「ビニロン」は、「未来技術遺産」に登録されるほどの技術革新であったのです。照れ

 

 

また高度成長期や安定成長期にかけては、人工皮革「クラリーノ」を開発し国民生活の「衣」の分野で貢献するのです。口笛

 

 

ランドセルや革靴は、本当は牛革がいいんでしょうけど、クラリーノの登場によって、飛躍的に国民生活もUPしたわけですね。口笛

 

また父孫三郎氏は、経営思想にも「労働理想主義」として、社員の労働条件の向上にも努めていくのでした。おねがい

 

 

この大原孫三郎の名字を取った「大原社会問題研究所」は今法政大学の研究機関として存続し、「労働科学研究所」は桜美林大学の研究所として引き継がれているようです。ニコニコ

この大原社会問題研究所の研究員には、後の法政大学の総長となる大内兵衛氏も在籍していたようです。

この様な縁で。総一郎氏は長く法政大学の評議員を務めて居りました。おねがい

 

この様に孫三郎、総一郎の親子は、企業活動により得た利潤を公共の福祉のために散財し、企業経営者としての哲学としていたのです。ニヤリ

 

一昔前の笹川良一を思い出します。ニコニコ

 

それと比較すると、カルロス・ゴーン氏もCEOとして企業を儲け指すことは一流かもしれませんが、人間性としては疑問符が付くことでしょう・・・笑い泣き

 

大原氏のような企業経営者は他にもたくさんいるはずです。爆  笑

企業活動で得た利益を資本主義の名のもとにさらに利益を増やすことも大切ですが、人道的にその利益を投じることも大切なはずですよね。ニコニコ

 

後半は、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏をレポートします。

この方も、人格的に素晴らしい方だと思います。爆  笑

 

ではお疲れさまでした。

 

画像引用元

全て本セミナー配布資料