オレはそのまま






ゆうこん家に泊まった






狭いベッドにふたり






ゆうこを抱えたまま







朝を迎えた…







目覚めたオレは







乱れたゆうこの髪を







指でとかしながら呟いた







"ゆうこー
気をつけてくれよー
オレが行かなかったら
お持ち帰りされてたかも
しれないんだぜー
あんま、呑みすぎんなよ…"







ゆうこの寝顔を見つめて







マジでビビったなーと







今回ばかりは







オレの危機管理も







正解だった…と








ホッとした…






しかし…






いつもオレが







迎えに行けるとは限らない







ゆうこが起きたら







ちゃんと







話しておかないと…







ホント…







無防備なんだから…







よく眠ってる







ゆうこの額を







コツンと指ではじく







それでも起きない…







酒 弱い くせに…








心配させんなよ!







ゆ、う、こ







でも…








憎めないヤツなんだな…







こ、い、つ……








可愛いし…








チュッ‼︎






うーん…と







寝返りをうつゆうこを







また







抱きしめて







チョッカイを出す…







まだ目覚めない…







やっぱ







酒に弱いのかな…








アブねーヤツ…