バイバイお母さん | グランマさんのブログ

バイバイお母さん

認知症を患っていた母が、先日父の元へ旅立ちました。


認知症を発症してからだいたい5年くらいでした。


母は亡くなる2ヶ月くらい前からよく転ぶようになり、顔を打ったり頭を打ったりで大変でした。


最後に頭を打って病院に検査で入院してから、様子がガラリと変わってしまいました。


認知症のため強い睡眠薬を点滴されたらしく(騒ぐため)、退院のとき身体に力が入らず、一人で立つこともできなくなっていました。


その薬が抜けたあとも全く身体が言うことをきかないようで、車椅子になってしまいました。


殺してくれ、お父さんに会いたい。

ナイフでココを刺してくれなどと訴えるようになりました。


食欲もなくなり、身体中が痛いと言うようになり、医者にも相談し、姉とも色々考えた末、本人も延命は拒否との意思表示があったので、痛み止めと点滴と酸素のみでしのいでいました。


ベッドからの転落を防ぐため、床にマットレスを敷き詰め、布団をしいて寝かせました。


それでも辛そうで、それなら痛み止めだけにして、老衰でらくに旅立たせてあげようということになりました。


痛がっていた水分点滴をやめ、酸素のみにしました。



幻覚や幻聴が聞こえるらしく、色々なことを話していました。


「グランマの後ろにいるのはだあれ?」とか「子供がそばで遊んでいる」とか言うのですガーン


ときどき正気に戻り、微笑んだりもしていました。


姉と交代で付き添いました。


危篤になり、酸素もやめたほうが楽に逝けるということなので、酸素をやめたら20分ほどでスーっと息を引き取りました。


ずっとそばで手を握って声かけをしていました。


病院ではなく、施設で最期を迎えられて本当に良かったと思いました。

施設は泊まりもOKで、ずっと付き添えたのです。


点滴やめても1週間以上がんばっていましたが、先生曰く心臓が強い人だったみたいです。


あの世では認知症も治り、身体の痛みもなくなり、父と久しぶりに会えて喜んでいると信じたいです。

90歳までよく頑張ったね!
お疲れ様でしたお母さんニコニコ
私が逝く時はちゃんと迎えに来てねー!