じっちゃん、ありがとう。

大晦日の夜、祖父が他界しました。
妹と祖母が見守る中、息を引き取りました。
私は、電話をもらい駆けつけましたが、間に合いませんでした。

今日、お通夜です。
今日、明日と、ちゃんと祖父とのお別れをしたいと思います。

祖父にとって、私は初孫で内孫。ずっと一緒に住んでいました。
とても可愛がってくれました。
ちょっぴり見栄っ張りで、お人よしの祖父。
お酒が大好きで、でも、お酒に飲まれるような人でした。煙草も大好きでした。
新聞も毎日読んでいたし、テレビも大好きでした。

（私の性格、祖父に似ているのかな。。。）

９年前、脳梗塞になり、入院しました。
それまでは、車の運転もしていたし、農作業もしていました。

退院してからまた元気になりました。日常のことは自分でできていました。
ひ孫である私の長男も可愛がってくれました。
長男と一緒にセミをとってくれたり、遊びに付き合ってくれたりしました。

一度脳梗塞になってからは、何度か脳梗塞を繰り返しました。
数年前ももう命が危ないと言われたことがあり、家族は覚悟しなきゃ…と思ったものです。
そのとき祖父は、付き添っていた家族に、
「今までありがとう。葬式は。。。。。」
などと遺言みたいなことを言ったそうです。
でも、生命力の強い祖父は、生還しました。

戦争のときは徴兵されましたが、無事に生還しました。
「戦艦大和を見た。」なんて話していたっけ。。。

命は永遠じゃないのに、無常のものなのに
解っていたはずなのに
もっと祖父と会っておけばよかった。。。もっと話しておけばよかった。。。
後悔と悲しみが　私を襲います。
所詮、私の独り善がりですね。。。

じいちゃん。。。私に、生を、たくさんの愛情を　ありがとう。

祖父の血は私にも流れ、息子たちにも受け継がれ、これからも続いていくことでしょう。。。
そんな思いが、私の支え・救いとなっている気がします。

では。