さてさて、旅の〆は屋台
みくちゃんは以前友達と中洲の屋台に入ろうとしたけど独特の雰囲気で初心者には近寄れなかったらしい。
冬だったからビニールカーテンがあって、それを開けて入って行きにくかったんだって。
え?そんな大変?
屋台って気軽にサクッと一杯やれるところじゃないのか?
わたしもやや警戒して、旅慣れた師匠のおすすめ屋台を聞いておいた。
なのでここ一択
ずらりと並ぶ屋台エリアがあるのかと思いきや、
百貨店前の歩道に屋台があった。
身近な景色に例えると、大丸(心斎橋店)前の御堂筋に突如屋台が現れる!みたいな感じ。
で、開店と同時にのれんをくぐった。
やったぁ、屋台デビュー
何食べたっけな、明太卵焼き、お好み焼き、ラーメン…
ラーメンはハーフサイズにした。
お好み焼き美味しかったなぁ。
キャベツさくさくで卵たっぷり。
鉄板で丁寧に作られていたよ。
明太卵焼きを撮るの忘れたけど、卵がほんとにちゃんと卵で(何かわからん卵液みたいなのではない)安心感のある味。
おいしーおいしーと食べていたら、隣にいらしたおひとり様のおばちゃんがわたしたちをまじまじと見て、
「ツヤツヤきれいな肌、お若いわね」
と言ってくれた。
「いやいやいや、若くないです。
おばさまこそお若いですね、60代くらい??」
「いえいえー!そんなそんな。80過ぎてますよ」
「えーっ、まじーっ??」
ってな感じで会話がどんどん進み、
どこから来たのか?
博多はどうか?美味しいと思ったものは?
どこを観光したの?
今日帰るの?
日帰りなの?
もっとゆっくりしていったらいいのに。
わたしはどこどこに住んでいてね…
等々ずっとしゃべってた。
終盤になり唐突に
「次来るときは家に泊まってよ」
と。
「えーっ!?初めて会う人にそんなこと言ったらダメですよー、どんな人かわからないですよ」
と言ったら
「いいえ、あなたたちのお顔を見たらわかるわよ。わたしは本気よ。本当に泊まってね。ここに住所と電話番号を書いておくから」
と紙に連絡先を書いてくれた。
おばちゃんからの一方通行で終わるのもなんやし、ってことでみくちゃんがLINE交換してくれた。
この距離感、屋台あるあるなん?
そんなこんなでおばちゃんとバイバイして博多駅に戻った。