その日は幼なじみの誕生日だった。
当日に一緒に過ごせるのは初めてだったので嬉しくて、
お店選びに迷った結果、自分が何度も行ったことのあるイタリアンレストランにした。
そこはほんとに美味しくて。
特に魚介類が新鮮で、自家製フォカッチャも日によって材料に変化があってふわふわで美味しいの。
夫もそこならいいんじゃないかと言ってくれた。
(彼は行かなかったけど)
予約時にバースデーディナーとして利用することを入力して、
予約確定の電話ではバースデーのデザートプレートをお願いした。
でね、その日久しぶりに行ってみたら…
以前とは違う雰囲気に改装されていてまずびっくり。
スタッフの数が増え、キッチンが見えにくくなっていた。
以前がナチュラルな内装で赤白ギンガムチェックのテーブルクロスだったとすると、
今は黒っぽく、照明も暗く落ち着いた感じでスタッフも黒を着てなんか気取ってる。
同じ店とは思えない変わりようだった。
でもまぁ友達は初訪問なので、気にしないことにし、乾杯して宴がスタートした。
友達夫婦とのディナーではいつも旦那様とワインが進む。
今回も白と赤をボトルで頼み、前菜、生ハム、魚料理、肉料理などなど、アラカルトでチョイスしていった。
確かにバースデープレートっちゃあそうやけどもっとスペシャル感モリモリかと思ってたかも。
ごくごく通常のデザートにトッピングがされていただけだった。
まぁ大人なので大げさなのはいらないか。
で!問題はここから。
友達がフォンダンショコラを食べたとき、口から何かが出てきた。
皆で「えっ??」って見てみたら切れた輪ゴムだった。
友達の旦那様がすぐにスタッフを呼んで、周りのお客さんにわからないように伝えた。
その初見の対応が、小声で何か口走ってさっとプレートを下げたというのがまず気に入らなかった。
そして、だいぶ経ってから店長らしき人?(改装前のわたしが知っている人ではなかった)があやまりながら同じデザートを持ってきた。
もしやこちらをずっと放置してデザート作ってたんかーい。
そんなことより先にあやまりに来たらどうなん?
よりによって主役の彼女のデザートやのに!!ってまたモヤモヤした。
今度はメッセージとかナシ。
いやまぁそれは当たり前やけど、バースデー感消えてもたやん。しらけるわー!
しかも同じデザートまた最初から食べるの苦しいって。
いろいろ思いつつ、お会計。
彼女のデザートのみ無料にしますとのことだった。
ふーん…
え?それだけ?
って思うわたしはカスハラ?
マイナスを挽回する要素が何もない。
よって、マイナスはマイナスのまま。
さようならやわ。
改めてレビューを見たら、そこそこ良いレビューの中にフォカッチャが固かったというコメントがあった💔
改装後に何かが変わってしまったんかな。